フォーレ
フランス南西部のパミエで、教育家の父親の元に生まれた。幼少時オルガンや宗教音楽に触れるうちに音楽の才能を見出され、1854年からパリの古典宗教音楽学校でニデルメイエールに学んだ。
1861年からは同校で教職を得たサン=サーンスにピアノと作曲を学ぶようになり、同時代の広範な音楽を知るようになった。 1865年に卒業後はフランス各地の教会オルガニストを歴任。70年8月から約半年間は志願兵として普仏戦争参加。74年よりパリ、マドレーヌ教会でオルガンを演奏するようになり、77年に同教会楽長となった。70年代末は複数回ドイツに旅行し、ヴァイマルではリストに出会っている。80年代には父の死をきっかけとして名高いレクイエムを作曲。96年からパリ音楽院で作曲と対位法の教授となり、ラヴェル、ケクラン、エネスクといった才能ある音楽家を育てた。
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