EdgeHTML 12
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/26 01:38 UTC 版)
「EdgeHTML」の記事における「EdgeHTML 12」の解説
2014年11月12日にWindows 10 Technical Preview build 9879の一部としてInternet Explorer 11のレンダリングエンジンとしてEdgeHTML 12は搭載された。マイクロソフトは当初、互換性の為にInternet Explorer 11で使用されていたTrident 7の新たな機能をEdgeHTMLに搭載し、新たなInternet ExplorerとProject Spartan(後のMicrosoft Edge)の両方に使用する予定だった。ただし、最終的にマイクロソフトはEdgeHTMLはMicrosoft Edgeにのみ使用し、Windows 10にはWindows 8.1と同じInternet Explorer 11を搭載することとした。EdgeHTMLはTridentをベースにレガシーな機能の削除、および、パフォーマンス改善が行われ、Edgeは他の最新ブラウザと同等の機能やパフォーマンスとなった。EdgeHTMLはWindows 10 Mobile、及び、Windows Server 2016 Technical Preview 2にも搭載された。2015年7月29日にリリースされたWindows 10の一部として正式リリースされた。 Tridentとは異なりEdgeHTMLは、ActiveXやその他の古い技術に対するサポートが削除されている。一部のページで互換レンダリングを行うために使用されていたX-UA-Compatibleヘッダのサポートも削除されている。また、マイクロソフトは互換ビューリストによる互換レンダリングも取りやめた。Edgeで正しく表示できないページはInternet Explorerで表示する機能を提供する。その他、User Agentの文字列がKHTMLやGecko、Safari、Google ChromeのUser Agent文字列を含むものに変更されている。 Microsoft EdgeHTML 12Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0;) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/42.0.2311.135 Safari/537.36 Edge/12.10240 Internet Explorer 11Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; Trident/7.0; rv:11.0) like Gecko EdgeHTMLではTridentに新しい技術の追加と古い技術が削除が行われ、新しいウェブ標準と互換性がある。Windows 10に搭載されたEdge最初のリリースでは、4000以上の機能追加や修正が行われている。
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