EXEファイル
【英】Executable File, EXE file
EXEファイルとは、主にWindowsで使用されている、拡張子に「.exe」が付く実行ファイルのことである。クリックするとプログラムが自動的に実行されるようになっている。
EXEファイルに記述されているプログラムは、コンパイルされた後のオブジェクトコードで構成されている。このためコンピュータはEXEファイルを直接に実行できる。EXEファイルは機械語で記述されたバイナリ形式のファイルであるため、テキストエディタで開こうとしてもファイルを正しく開くことができない。
EXEファイルは、主に、アプリケーションを起動するためのプログラム(アプリケーション本体)や、アプリケーションソフトをインストールするためのプログラム(インストールプログラム)などにおいて利用されている。例えば、Internet Explorerを起動するためのEXEファイルは「iexplore.exe」という名称となっている。また、多くの場合、EXEファイルが実行されると同時に、DLL(Dynamic Link Library)ファイルから必要な情報も呼び出されて利用されている。
EXEフォーマット
(EXEファイル から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/29 07:20 UTC 版)
EXEフォーマット(エグゼフォーマット)とはMS-DOSおよびその互換・後継であるWindowsの実行ファイルを格納するファイルフォーマットである。EXE は"executable"の省略形であり、Windowsプログラムの標準的なファイル拡張子である。多くのWindowsユーザーにとって、EXEファイルはWindowsプログラムと同義で".exe"は最も認知されている拡張子のひとつである[1]。
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- ^ “.EXE File Extension”. FileInfo - The File Extensions Database. Sharpened Productions. 2019年8月16日閲覧。
- ^ WORD型として読み込む時のリトルエンディアンの場合。バイト並びは低位から0x4D, 0x5Aである。
- ^ “OS/2 Operating System”. operating system documentation project (2004年4月3日). 2014年2月13日閲覧。
- ^ “/STUB (MS-DOS Stub File Name) Linux/Mac cannot run an exe file.”. MSDN. Microsoft. 2014年1月10日閲覧。
- ^ Sedory, Daniel B. (2004年10月12日). “DOS Stub Program”. The Starman's Realm. Self-published. 2014年1月10日閲覧。
- ^ “Using Registry Editor in Real Mode”. Support. Microsoft (2006年11月15日). 2014年1月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年1月10日閲覧。
- ^ Ellermann, Frank (2014年1月22日). “dostub.exe”. Purl.net. 2014年1月24日閲覧。
- ^ “PE Format”. Windows Dev Center. Microsoft (2019年8月25日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ Pietrek, Matt (February 2002). “An In-Depth Look into the Win32 Portable Executable File Format”. MSDN Magazine (Microsoft) .
- ^ Brown, Ralf (2000年7月16日). “Int 21/AH=4Bh”. Ralf Brown's Interrupt List. 2018年10月30日閲覧。
- 1 EXEフォーマットとは
- 2 EXEフォーマットの概要
- 3 脚注
- EXEファイルのページへのリンク