ETL Mark V以降
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/05 07:00 UTC 版)
「ETL Mark III」の記事における「ETL Mark V以降」の解説
ETL Mark V 電気試験所内の計算機需要が高まって、浮動小数点演算回路を持つマシンとして設計。製造は日立製作所が担当し、1960年5月に完成している。HITAC 102は、これをベースで製品化されたマシンである。 ETL Mark 4A さらに改良が続けられ、後に第五世代コンピュータ計画の中心となった渕一博が加わり、ワード長をBCD6桁から8桁に拡大しインデックスレジスタを追加。さらに記憶装置を磁気コアメモリにして1959年開発され、性能が十倍になった。 ETL Mark 4B 各種入出力装置を接続するための専用計算機として1961年開発。Mark 4A と接続してマルチプロセッサシステムを構成している。 ETL Mark VI 超大型コンピュータの研究のため、1959年ごろから研究開始。この過程で様々な新方式を生み出し、後の日本のコンピュータ産業の礎となった。1965年に完成し、電気試験所でのコンピュータ開発は役目を終えた。
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