EP3「イエロー バスタード」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 02:00 UTC 版)
「シン・シティ」の記事における「EP3「イエロー バスタード」」の解説
心臓に持病を持つ老刑事ハーティガンは、連続幼女殺人犯であるロアーク・ジュニアを追い詰めて重傷を負わせ、少女ナンシーを助けることに成功する。ところが相棒であるボブに裏切られ、銃で撃たれてしまう。ハーティガンは少女を救えた事を確信しながら、意識を手放す。 しかしハーティガンは重傷を負いながらも生き長らえていた。ロアーク・ジュニアの父親であるロアーク議員の復讐として、ハーティガンは連続幼女殺人の犯人にされてしまう。だが救助された少女ナンシーだけはハーティガンを信じ、彼に手紙を送り続けた。ハーティガンはその手紙を支えに尋問に耐え続ける。 それから8年後、ナンシーからの手紙が途絶え、彼女が再び狙われていることを知ったハーティガンは、罪を認めて刑務所から出所し、大人となったナンシーに会いに行く。ナンシーは美しいダンサーへと成長していた。再会を喜ぶ二人だが、その近くには治療の副作用で醜く変貌したロアーク・ジュニア(イエローバスタード)が潜んでいた。ナンシーが狙われているというのは、ハーティガンを動かして彼女の居場所を突き止めるための罠だったのだ。 ふとした隙を突かれたハーティガンは、ナンシーをイエローバスタードに誘拐されてしまう。イエローバスタードはナンシーをロアーク一族の農場に閉じ込め、ハーティガンを待ち伏せる。ハーティガンはイエローバスタードの手下を一人ずつ始末しながら、必死に農場へ向かう。 年老いたハーティガンは苦戦を強いられるも、死闘の末に八年前と同じくイエローバスタードを倒して撲殺し、再びナンシーを救い出す。しかし息子を失い家系を絶たれたロアーク上院議員は、執拗に復讐を企むだろう。そうすればナンシーも危ない。 ナンシーをシン・シティへと逃したハーティガンは、ロアークに勝利し、その魔手からナンシーを守れるたったひとつの方法を取る。彼は命を断つことで、これ以上ナンシーが狙われないようにしたのだ。ハーティガンは少女を救えた事を確信しながら、自らの頭を銃で吹き飛ばす。
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