EP2「ビッグ ファット キル」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 02:00 UTC 版)
「シン・シティ」の記事における「EP2「ビッグ ファット キル」」の解説
死刑宣告を受けながら顔を変えてシン・シティに戻ってきた男ドワイト。恋人であるシェリーに手下と共にしつこく付きまとうジャッキーボーイに対し、ドワイトはきつい制裁を加えて追い返すことに成功する。しかし、妙な胸騒ぎを覚えたドワイトは、シェリーの制止を振り切って彼らの車を追いかける。 ジャッキーボーイはドワイトの元恋人であるゲイルが仕切る娼婦街へ赴く。彼はそこで見つけた娼婦ベッキーを無理やり連れて行こうとして拳銃を取り出すが、それは娼婦街のルールを破る行為であった。ルールを破った彼は娼婦街を警備する殺人兵器ミホによって手下もろとも殺害されてしまう。ところがそこでジャッキーボーイの正体は刑事であることが分かり、ゲイルたちはお互い干渉せずという警察とのルールを破ってしまった事が発覚する。このままでは娼婦街は昔の無法地帯に逆戻りしてしまう。 ドワイトは娼婦街を救うため証拠の隠滅を図るが、娼婦街を手に入れようとするマフィアが彼を狙う。底なし沼にジャッキーボーイの死体を沈めようとしたドワイトはマフィアが雇った傭兵部隊の襲撃を受け、危ういところをミホによって救われる。 しかしベッキーの裏切りによって情報を掴んだマフィアの用心棒マヌート一味が、既に娼婦街へと乗り込んできていた。人質となったゲイルとの交換で、ドワイトはジャッキーボーイの死体を一味へ引き渡す。その死体には爆弾が仕掛けられていた。一瞬の不意をついたドワイトは娼婦たちと協力し、マヌート一味を皆殺しにしてゲイルを救い出す。斯くして、警察との協定違反の証拠となるジャッキボーイの死体は始末され、マヌート一味の末路は娼婦街を狙うマフィアの大ボスへの見せしめとなった。娼婦街の治安は保たれたのである。 本EP内でドワイトが車を運転中、助手席に座らせたジャッキーボーイの死体が喋りかけてくるという幻覚を見るシーンが、タランティーノが監督したシーンである。
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