ED600形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/12 20:18 UTC 版)
1944年(昭和19年)古河電工日光電気精銅所の貨物列車直通運転のため鉄道省(のちの日本国有鉄道)より貸与され、1947年(昭和22年)に譲渡された旧ED40形電気機関車で、当初ED4000形ED4001・ED4002を名乗った。ED601とED602の2両が在籍していた。従前の当線の貨物輸送は電動貨車に付随貨車のみで慢性的な輸送力不足だったがこの機関車の入線で一挙に輸送力が向上した。戦中戦後は電車不足をおぎなうべく付随客車も連結した客貨混合で通勤輸送にも使用した。ED610形の竣工後ED601は1956年(昭和31年)廃車し、ED602は1964年(昭和39年)に使用停止になったが最後まで予備車として残り、国鉄ED4010に復元のうえJR東日本の大宮総合車両センターで保存されていたが、現在は、さいたま市の鉄道博物館が収蔵している。
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