ED2T形(ЭД2Т)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/16 02:35 UTC 版)
「ソ連運輸省ER2T形電車」の記事における「ED2T形(ЭД2Т)」の解説
1993年からロシア連邦のデミホヴォ機械製造工場(ロシア語版)で製造が行われた電車。機器はER2T形と同様のものを使用しているが、計画段階で中断していたER24形の計画を受け継ぎ、車体全長が21.5mに延びている。初期の編成については既存のER2T形の電動中間車との混結であったが、1994年以降に製造された編成以降は全車両ともデミホヴォ機械製造工場による新製車両となった。ただし一部の電装部品についてはリガ電子機器製造工場から輸入したものを使用している。 2004年まで製造が行われ、以降の増備は部品の国産化が行われたED4形へ移行している。 なお、デミホヴォ機械製造工場はソ連時代に軽便鉄道向けの車両やダンプカーなどを専門に生産していたが、1980年代前半から電車の製造が計画され始め、1991年のソビエト連邦の崩壊によりそれまでソ連各地に向けて電車の製造を行っていたリガ車両製作工場がラトビアの鉄道車両メーカーになった事を機にロシア連邦向けに本格的な電車の生産を行う事になった経緯を持つ。 ED2T-0044編成 ED2T-0003編成 一部は事業用車への改造が行われた(SV-3N形)
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