E/OSとは? わかりやすく解説

E/OS

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/13 16:12 UTC 版)

E/OS
開発者 Miguel E. Chanampa
ソースモデル 自由ソフトウェア
最新安定版 0.2.9
カーネル種別 ハイブリッドカーネル
既定のUI GUI
ライセンス GPL 2.0
ウェブサイト http://meos.sf.net/
テンプレートを表示

E/OS (Emulator Operating System) は仮想マシンである。

E/OSは主にLinuxカーネル、QEMUXFree86、そしてWineをベースにしており、いくつかのOSの代わりになることを目的としている。以下にそれを示す:WindowsMac OSBeOSOS/2DOSLinuxである。

E/OSのゴールは 他のOSを実際にインストールせずにそのOS向けのプログラムを実行できるようにする事である。従ってフリーなOSの選択肢の中で全てのプログラムが実装されなければならない。

バージョン0.2.8で、E/OSは様々な家庭用ゲーム機をエミュレートするためにMESSと統合し、そのためゲーム機のために違ったエミュレータを入手する必要がなくなった。

歴史

このプロジェクトは1995年にフリーなDOSの完成とともに始まった。1998年まではもっぱらFreeDOS上であったが、それ以来SEAL GUI上になった。2000年にE/OSプロジェクトはBeOSWindowsMac OSOS/2MS-DOSLinuxを含む複数のプラットフォーム向けに書かれたプログラムを、同じコンピューター上で同時に走らせることのできるシステムを作るために、より大きな方向へ進み出した。

バージョン

0.2.9

2006年12月28日にバージョン0.2.9が登場した。ユーティリティーのigetによるアップデートのしやすさが向上し、E/OSの外部からアプリケーションを実行することがサポートされ、マルチメディアやネットワークもサポートされた。そしてxlibmesaによってE/OSのWindows API向けの3Dがサポートされた。

0.2.8

0.2.7

2006年5月16日にバージョン0.2.7が登場した。新しいGUIと言語の選択肢として英語スペイン語が追加された。このリリースではWindows 9x/XP上でのインストールが可能になり更なるネットワークサポートが追加された。

0.2.6

2006年3月23日にバージョン0.2.6が登場した。QEMUイメージとしてWindowsLinuxFreeBSDOpenBSDDarwinBeOS上での実行が可能になった。このリリースはLinuxFreeBSDでのプログラムと完全に互換性が保たれている。Unixシステムとext2ファイルシステムが新たにサポートされた。

0.2.5C

2005年7月27日にバージョン0.2.5Cが登場した。包括的なネットワークサポートやよりよいLinux互換性のための第一歩となった。初めてCDで入手可能となった。

0.2.5B

2005年3月9日にバージョン0.2.5Bが登場した。新しいカーネル205を改善した。このリリースではWindowsLinuxDOSMac OS(部分的)に対してのサポートが追加された。

状況

このプロジェクトは現在ベータ版であり、誰もが簡単に使用できる訳ではない。しかしながら、安定性と自動的なハードウェア認識は十分なものになっている。 バージョン0.2.5B(ベータ2)のリリース以来、全てのリリースはLive CDとして入手可能である。バージョン0.2.6以来、QEMUはE/OSのサポートとセットになっている。

関連項目

外部リンク

  • E/OS のオフィシャルホームページ

EOS

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/04 05:54 UTC 版)

EOS





E/OSと同じ種類の言葉

このページでは「ウィキペディア」からE/OSを検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書からE/OSを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書からE/OS を検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「E/OS」の関連用語

E/OSのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



E/OSのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのE/OS (改訂履歴)、EOS (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS