カプール
学名:Dryobalanops aromatica, D.beccarii, D.fusca, D.keithii, D.lanceolata, D.oblongifolia, D.rappa
(フタバガキ科)
一般的によく知られているのは、上述の7種で、スマトラ、マラヤ、ボルネオ、などに分布していますが、フィリピンに分布がないのが特徴です。ボルネオカンファーウッドという奇妙な名前がついていますが、これは木材に、樟脳様の強い芳香があるためです。かって、フタバガキ科を、龍脳香料と呼んだこともありました。この類の木材から得られた高い芳香をもった樹脂を龍脳香と呼んで漢方薬に用いています。このために上述の科名が考えられたのでしょう。いずれにしても、木材が新しいときの芳香は強烈で、気持ちが悪くなることもあります。これだけで、この類の木材は他からはっきりと区別出来ます。 ■木材 |
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