digging
「digging」の意味・「digging」とは
「digging」は英語の単語で、日本語に訳すと「掘ること」や「掘り進むこと」を意味する。動詞「dig」の現在分詞形であり、文字通りには「掘る行為」を指すが、比喩的な意味として「調査すること」や「深く研究すること」を指すこともある。「digging」の発音・読み方
「digging」の発音は、IPA表記では/dɪɡɪŋ/となる。IPAのカタカナ読みでは「ディギング」となり、日本人が発音するカタカナ英語では「ディギング」が近い。この単語は発音によって意味や品詞が変わる単語ではない。「digging」の定義を英語で解説
「digging」は英語で、"the act of removing earth with a spade or other tool; making a hole in the ground"と定義される。また、比喩的な意味としては、"the act of searching or investigating in depth"と定義される。「digging」の類語
「digging」の類語としては、「excavating」や「burrowing」がある。「excavating」は大規模な掘削作業を指すことが多く、建設現場や考古学的な発掘を指すことが多い。「burrowing」は動物が地中に穴を掘る行為を指す。「digging」に関連する用語・表現
「digging」に関連する用語としては、「shovel」(シャベル)、「pickaxe」(つるはし)、「trench」(溝)などがある。これらは「digging」の行為に直接関連する道具や結果を指す単語である。「digging」の例文
1. He was digging in the garden.(彼は庭で掘っていた。)2. The dog kept digging until it found the bone.(犬は骨を見つけるまで掘り続けた。)
3. The archaeologists were digging for ancient artifacts.(考古学者たちは古代の遺物を探して掘っていた。)
4. I spent the whole day digging into the company's financial records.(私は一日中、会社の財務記録を深く調査していた。)
5. The police are digging into the suspect's background.(警察は容疑者の背景を調査している。)
6. The construction workers are digging a trench for the new pipeline.(建設作業員たちは新しいパイプラインのための溝を掘っている。)
7. The rabbit was digging a burrow.(ウサギは穴を掘っていた。)
8. The kids were digging a hole to build a sandcastle.(子供たちは砂の城を作るために穴を掘っていた。)
9. The journalist was digging for information about the scandal.(ジャーナリストはスキャンダルについての情報を探していた。)
10. The researchers are digging into the causes of the disease.(研究者たちは病気の原因を深く調査している。)
掘削

掘削(くっさく、掘鑿とも)とは、土砂や岩石を掘り取って穴を開けることである。「~する」で動詞にもなる。
歴史
ネアンデルタール人に埋葬の文化があったことから、少なくとも5万年前の人類には穴(土坑)を掘って埋葬するという習慣(土坑墓)があったことがわかる[1]。
床面を地表面より低く掘り下げる竪穴建物は、古くは旧石器時代のアメリカ先住民に見られ[2]、日本列島では縄文時代に一般的になる[3]。
このほか日本列島では、旧石器時代から狩猟の手段として地面を掘削して構築する落とし穴(陥し穴[注 1])が使用され始めており、静岡県三島市の初音ヶ原遺跡や[4][5]、同県駿東郡長泉町の東野遺跡、神奈川県横須賀市の打木原遺跡などで、約30000年前と推定される落とし穴が検出されている。このように古くから掘削という行為が行われていたことが裏付けられている[4]。
道具・機械
人力による掘削の時に用いる道具は、シャベル、スコップ、つるはし、くさび、オーガー、掘棒[6](ディガー)、ホールディガー、踏み鋤等が挙げられる。
掘削に使用する大型機械の代表的なものには、油圧ショベル(パワーショベル、バックホウ)、ユンボ、スクレイパー、クラムシェル、ドラグライン、ブルドーザ、ブルドーザーに装備するリッパ、ハンマードリルなどがある。
その他、小型機械であるブレーカー、高圧噴射水を利用するウォータージェット、火薬を用いる発破(はっぱ)、化学反応を利用する静的破砕剤なども掘削道具として用いられる。
掘削の制約等
日本では私有地であったとしても、特定の場所において掘削行為をする場合には、事前の許可もしくは届出を要することがある。主なものは次の通り。
- 生産緑地地区(生産緑地法)
- 緑地保全地域(都市緑地法)
- 伝統的建造物群保存地区(文化財保護法)
- 周知の埋蔵文化財包蔵地(文化財保護法)
- 市街地開発事業等予定区域(都市計画法)
- 海岸保全区域(海岸法)
- 河川区域(河川法)
- 砂防指定地(砂防法)
- 保安林(森林法)
- 景観計画区域(景観法)
- 特定の有害物質により土壌が汚染されている区域(土壌汚染対策法)
掘削に関する資格
国際的な掘削プロジェクト
大会
- 全国穴掘り大会 ‐ 千葉県成田市名木の成田ゆめ牧場で2001年から開始された[7][8]。20回目の大会は、最大の穴掘りチャンピオンシップとして、2020年2月2日にギネス記録登録された[9]。
- 墓穴掘り ‐ ハンガリー[10][11]、シベリア[12]などで毎年、掘るスピードとテクニックと穴の美しさを競い合っている。
脚注
注釈
出典
- ^ “ネアンデルタール人の埋葬を改めて確認”. natgeo.nikkeibp.co.jp. 2024年2月12日閲覧。
- ^ Daifuku, Hiroshi (1952-07). “The Pit House in the Old World and in Native North America” (英語). American Antiquity 18 (1): 1–7. doi:10.2307/276236. ISSN 0002-7316 .
- ^ 富山県. “縄文の住居とむら”. 富山県. 2024年2月12日閲覧。
- ^ a b c 堤 2009, pp. 56–59.
- ^ 三島市教育推進部郷土資料館 2011.
- ^ a b 掘棒. コトバンクより。
- ^ “「全国穴掘り大会」900人が参加、6人協力で深さを競う…優勝チーム「悪天候はチャンスだった」”. 読売新聞オンライン (2024年2月6日). 2024年2月12日閲覧。
- ^ “力を合わせて掘りまくれ 400人参加し穴掘り大会 成田ゆめ牧場”. 毎日新聞. 2024年2月12日閲覧。
- ^ Largest hole digging championship ギネス記録
- ^ INC, SANKEI DIGITAL. “「墓穴掘り」の腕競う ハンガリー”. 産経フォト. 2024年2月12日閲覧。
- ^ Dunai, Marton (2016年6月3日). “Dig for victory! Hungarian grave diggers compete to be the best” (英語). Reuters. 2024年2月12日閲覧。
- ^ Times, The Moscow (2021年5月14日). “Shovels Fly at Siberia’s Annual Speed Grave-Digging Contest” (英語). The Moscow Times. 2024年2月12日閲覧。
参考文献
- 三島市教育推進部郷土資料館「旧石器時代の落とし穴-初音ヶ原遺跡-」『広報みしま』第277号、三島市、2011年6月1日。
- 堤隆『ビジュアル版・旧石器時代ガイドブック』新泉社〈シリーズ「遺跡を学ぶ」別冊第2巻〉、2009年8月25日。ISBN 9784787709301。
関連項目
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