DVD色調問題とは? わかりやすく解説

DVD色調問題

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 17:57 UTC 版)

千と千尋の神隠し」の記事における「DVD色調問題」の解説

2002年7月日本発売された『千と千尋の神隠し』のDVDや、ビデオカセットVHS)に収録されている本編映像が、劇場公開版予告編TVスポットなどと比べて赤みが強いとしてスタジオジブリ発売元ブエナビスタ消費者センター などに苦情寄せられた。 両社は、DVD制作時用意されマスター色調には、意図的な調整施しているためであり、「このクオリティが最高のものと認識しております」と説明した映画上映時のTVCM上映プリントDVD収録され予告編TVスポットなどにはこの調整施されていないため、両者色調異なっているが、あくまで本編色調正しいとした2002年11月、この問題一部ユーザーは、販売元ブエナビスタ相手取り京都地方裁判所提訴し正し色調DVDとの交換慰謝料などを請求した。本係争2004年9月に「ディズニー・ジャパンは購入者誤解混乱生じたことに遺憾の意表明する」「今後DVD販売際しデータ調整した時は明記する」「原告らは請求放棄する」など全5項目の和解成立し決着したその後北米ヨーロッパ韓国では、日本発売されたものよりも、赤み強くない映像収録されDVD販売された。 日本テレビでの2003年1月24日の『金曜ロードショー』(開局50周年記念番組)での放送には、DVD同様のマスター使用され以後使用されるようになった2011年1月7日日本テレビの『金曜ロードショー』で、初めてハイビジョンマスターにより放送赤み大幅に軽減され北米版DVDに近い赤み強くない映像放送された。 2014年4月1日本作Blu-ray Disc化が正式発表された。発売予定日2014年7月16日Blu-ray版ではDVD版のような赤み無くなり劇場版同等色調収録された。同時に発売されデジタルリマスター版DVD同一映像マスターを基にしているため、画面赤みはない。

※この「DVD色調問題」の解説は、「千と千尋の神隠し」の解説の一部です。
「DVD色調問題」を含む「千と千尋の神隠し」の記事については、「千と千尋の神隠し」の概要を参照ください。

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