クリプトコッカス‐しょう〔‐シヤウ〕【クリプトコッカス症】
クリプトコッカス症の治療
【治療】 (1)アムホテリシンB:0.6mg/Kgを1日に1回点滴、8~12週間続け、合計量が1500~2000mgになるまで。フルシトシンの併用を行うこともある。(2)フルコナゾール:初日は400mg、2日目以降は200mgを使用。2~3ケ月続ける。イトラコナゾールの内服も有効である。
【予後】 急性感染での生存率は30%。治療後の平均生存期間は6~8ケ月。免疫能が回復しなければ再発率は80%なので、フルコナゾールを生涯続ける必要がある。抗HIV薬によりCD4細胞数が100以上を3ヶ月以上維持できれば中止できる可能性がある。
クリプトコッカス症の診断
クリプトコッカス症
(Cryptococcosis から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/22 13:59 UTC 版)
クリプトコッカス症(クリプトコッカスしょう、英: cryptococcosis)とはクリプトコッカス属に属する酵母様真菌の感染を原因とする人獣共通感染症。ヒト、イヌ、ネコなどに感染する。主にCryptococcus neoformans(クリプトコッカス ネオフォルマンス)による呼吸器症状が認められる。クリプトコッカス属は空気中や土壌、植物などの環境中に広く分布する。
- ^ “横浜市衛生研究所:クリプトコッカス症について”. 2012年10月20日閲覧。
- 1 クリプトコッカス症とは
- 2 クリプトコッカス症の概要
- 3 臨床所見
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