COMMemberInfo.Call メソッド

.NET Framework クラス ライブラリ リファレンス

COMMemberInfo.Call メソッド

メンバに関数として関連付けられた値を呼び出します。このセマンティクスは System.Runtime.InteropServices._MethodBase.Invoke に似ています。

名前空間: Microsoft.JScript
アセンブリ: Microsoft.JScript (microsoft.jscript.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Function Call ( _
    invokeAttr As BindingFlags, _
    binder As Binder, _
    arguments As Object(), _
    culture As CultureInfo _
) As Object

Visual Basic (使用法)

Dim instance As COMMemberInfo
Dim invokeAttr As BindingFlags
Dim binder As Binder
Dim arguments As Object()
Dim culture As CultureInfo
Dim returnValue As Object

returnValue = instance.Call(invokeAttr, binder, arguments, culture)

C#

Object Call (
    BindingFlags invokeAttr,
    Binder binder,
    Object[] arguments,
    CultureInfo culture
)

C++

Object^ Call (
    BindingFlags invokeAttr, 
    Binder^ binder, 
    array<Object^>^ arguments, 
    CultureInfo^ culture
)

J#

Object Call (
    BindingFlags invokeAttr, 
    Binder binder, 
    Object[] arguments, 
    CultureInfo culture
)

JScript

function Call (
    invokeAttr : BindingFlags, 
    binder : Binder, 
    arguments : Object[], 
    culture : CultureInfo
) : Object

パラメータ

invokeAttr

DefaultBinding、NonPublic など、BindingFlags の 0 個以上のビット フラグを組み合わせたビットマスク。バインダが null 参照 (Visual Basic では Nothing) の場合、このパラメータの値として BindingFlags.DefaultBinding が割り当てられます。これにより、渡す値はすべて無視されます。

binder

バインディング、引数型の強制変換、メンバの呼び出し、およびリフレクションを通じた MemberInfo オブジェクトの取得を有効にするオブジェクト。バインダが null 参照 (Visual Basic では Nothing) の場合、既定のバインダが使用されます。

arguments

呼び出すメソッドまたはコンストラクタの引数リスト。これは、呼び出すメソッドまたはコンストラクタのパラメータと同じ数、順序、および型のオブジェクトの配列です。パラメータがない場合は、null 参照 (Visual Basic では Nothing) になります。

このインスタンスで表されるメソッドまたはコンストラクタが ByRef パラメータを受け取る場合、この関数を使用してメソッドまたはコンストラクタを呼び出すために、このパラメータに特別な属性は必要ありません。この配列の中で、何らかの値で明示的に初期化されないオブジェクトには、そのオブジェクト型の既定値が格納されます。参照型の要素の場合、この値は null 参照 (Nothing) です。値型の要素の場合、この値は、実際の要素の型に応じて、0、0.0、または false となります。

culture

型の強制変換を制御するために使用する CultureInfo のインスタンス。これが null 参照 (Visual Basic では Nothing) の場合、現在のスレッドの CultureInfo が使用されます。このインスタンスは、たとえば、1000 を表す String を Double 値に変換する場合に必要です。これは、カルチャによって 1000 の表記が異なるためです。

戻り値
呼び出されたメソッドの戻り値を格納している Object。コンストラクタの場合は、再初期化されたオブジェクト。メソッドの戻り値の型が void の場合は null 参照 (Visual Basic では Nothing)。Invoke は、メソッドまたはコンストラクタを呼び出す前に、ユーザーに必要なアクセス許可が与えられていることを確認し、パラメータが有効かどうかを検査します。

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0、1.1、1.0

参照

関連項目
COMMemberInfo インターフェイス
COMMemberInfo メンバ
Microsoft.JScript 名前空間