CEVレプソル選手権
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 01:20 UTC 版)
「ファビオ・クアルタラロ」の記事における「CEVレプソル選手権」の解説
2013年にFIM CEVレプソルシリーズ(スペイン選手権)のMoto3クラスにステップアップした。元グランプリレーサーのフアン・ボルハが運営するワイルド・ウルフ・レーシングに加わり、ホンダのマシンに乗る。クアルタラロはウェットコンディションのシリーズ初戦でウェイン・ライアンに次ぐ2位となり、デビュー戦を表彰台で飾った。第2戦は6位に入り、ブライアン・スハウテンと同ポイントでタイトル争いをリードした。続く4戦でクアルタラロはトップ10でフィニッシュしたのは1度のみで、ランキングはマルコス・ラミレスから37ポイント差の8位まで後退した。しかしながら、終盤3戦でポールトゥフィニッシュを果たし、最終戦のヘレスではほぼ10秒の差を付けてラミレスを破った。その結果、クアルタラロは2007年のステファン・ブラドル以来となる非スペイン人ライダーとしてタイトルを獲得し、14歳218日という最年少のシリーズチャンピオンとなり、アレイシ・エスパルガロの記録を更新した。 クアルタラロは世界選手権に出場できる年齢に達していなかったため、2014年もFIM CEVレプソルシリーズに参戦した。2008年に発表され2010年に導入されたこの規則では、グランプリに出場するライダーは16歳に達していなければならないとする。クアルタラロのマシンはホンダで変わらなかったが、チームは1999年の125cc世界チャンピオンエミリオ・アルサモラが運営するエストレラ・ガリシア 0,0 ジュニアチームに移籍となった。クアルタラロはシーズン11戦の内9戦で勝利し、残り2戦は2位となり、タイトルを獲得した。最終戦でチームメイトとして加わったホルヘ・ナバロに127ポイント差を付けてのチャンピオンであった。この最終戦でクアルタラロはポイント参戦したサクソプリント-RTGチームのアレクシ・マスブーとジョン・マクフィーを打ち破った。
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