CE規格 EN1621
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/06/16 02:32 UTC 版)
「REV'IT!」の記事における「CE規格 EN1621」の解説
欧州の他のライディングウェアのメーカー(アルパインスターズ、ダイネーゼ、SPIDI等)と同様に、REV'IT!もウェアに採用しているプロテクターはCE規格を取得したものを採用している。 CE規格とは、EU圏内での流通に関する安全性と合理性を図るため、様々な工業製品に対してCEの基準が設定されており、日本のJIS規格やSG規格とよく似た安全基準規格である。 EU圏内の国々ではプロテクターにも安全基準が設定されており、その基準を満たさない製品はEU圏内においてプロテクターとして流通、販売することが許可されない。 (日本ではCE規格のようにプロテクターに安全基準が存在しない為、日本国内のライディングウェアメーカーは自社開発のプロテクターにあえて安全性のアピールの為に欧州のCE規格を取得しているところもある。) ライディングウェアのプロテクターのCE規格の安全基準は “EN1621”という基準で、アクシデントの際の数十トンの衝撃を基準の一定のレベルまでに抑える事が出来る事がCE規格取得の要件とされている。 その為、欧州のメーカーが採用しているプロテクターは日本国内のメーカーが自社基準でそれぞれ製作しているプロテクターと比較すると、かなり頑強で分厚い作りに見える事が多いが、これは厳しい安全基準を満たしている結果である。 また、REV'IT!は、安全ではあるが、スタイリッシュでない頑強で分厚いプロテクターを採用する事を嫌い、CE規格を満たす衝撃吸収性を兼ね備えながら、目立たず、柔らかいといったプロテクターの開発に成功しており、(SEEFLEX™、Seesoft™、Seesoft™等、自社開発のプロテクター)それらのプロテクターを採用した製品はスタイリッシュなルックスと安全性を両立することに成功している。 "EN1621"の基準には50J(ジュール)の衝撃をプロテクターに与えた際に透過する衝撃の数値にてlevel1,level2の安全基準認定レベルが存在する。 約2.5 kg のストライカを高さ2 mから落下させる衝撃試験を行い、プロテクターを通過する衝撃をkN(キロニュートン)で測定して試験、測定を行う。よりkNが少ない表示の数値のプロテクターが衝撃吸収性が高い事の証明となる。 ・EN-1621-1 胸部・脊椎以外のプロテクター用の基準 level1認定の許容透過力 35kN以下、level2認定の許容透過力 20kN以下 EN-1621-1には、さらに保護対象面積でType-AとType-Bの基準がある。Bの基準がより広い範囲を保護する際の基準(Aより広い範囲を保護する)Levelの認定基準のkNの基準は同一。 ・EN-1621-2 脊椎プロテクター用の基準 level1認定の許容透過力 平均18kN以下 最大24kN以下、level2認定の許容透過力 平均9kN以下 最大12kN以下 ・EN-1621-3 胸部プロテクター用の基準 level1認定の許容透過力 平均30kN以下 最大45kN以下、level2認定の許容透過力 平均20kN以下 最大35kN以下 参照 REV'IT! Protection https://www.revitsport.com/en/revit-en/academy/basics/protection/
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