司令部を砲撃せよとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 司令部を砲撃せよの意味・解説 

司令部を砲撃せよ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/03 10:07 UTC 版)

司令部を砲撃せよ」(しれいぶをほうげきせよ、簡体字中国語: 炮打司令部)は、1966年8月5日毛沢東が『人民日報』に掲載、発表した評論[1]。副題は「私の大字報」(簡体字中国語: 我的一张大字报)。

概要

「司令部を砲撃せよ」の事実上の内容は、当時国家主席を務めていた劉少奇を打倒せよというもので[2][3]、発表から2日後には、折から開催中だった8期11中全会の出席者に配布された。同年5月16日中国共産党中央政治局拡大会議で採択された「五・一六通知」によって始まっていた文化大革命[4]、「司令部を砲撃せよ」発表3日後の8月8日に8期11中全会が「プロレタリア文化大革命についての決定」を採択したことで[5]、本格化していった。

毛沢東が「司令部を砲撃せよ」と揮毫したポスターも作成掲示され、自らが築いた組織である中国共産党への攻撃を呼びかけていた[4]。このようなことは、ヨシフ・スターリンポル・ポトもしていない、と歴史家のフランク・ディケーターは2016年にCNNに対して述べている[4]

脚注




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  司令部を砲撃せよのページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「司令部を砲撃せよ」の関連用語

司令部を砲撃せよのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



司令部を砲撃せよのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの司令部を砲撃せよ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS