殺菌剤 [Bacteri(o)cide(s),Fungicide(s)]
おもな消毒剤としてアルコール類(エタノールなど)、塩素系(塩素ガス、晒し粉、次亜塩素酸ナトリウム、塩素化イソシアヌール酸、クロラミン T)、ヨウ素系(ルゴール液、ヨードチンキ、ヨードホルム、ポビドンヨード、ヨードホール)、フェノール系(フェノール、クレゾール、ヘキサクロロフェン)、有機水銀系(マーキュロクロム)、酸化剤(オキシドール、過マンガン酸カリウム)、界面活性剤(逆性石鹸など)、酸やアルデヒド(ホウ酸、ホリマリンなど)があり、そのほかに、よく使用される強力な消毒剤としてジグアニジン-塩素系のヒビテンがある。また、最近、オゾンによる殺菌も行われるようになった。
一方、農林・蓄水産業や食品・繊維工業では動植物の病原菌や腐敗・変性菌を防除するための殺菌・防腐剤も多い。古くから使用されてきたボルドー液(硫酸銅と生石灰)や有機水銀剤をはじめ多種類の合成薬剤がある。しかし、これらの殺菌剤は毒性が強い物質も多く、その使用に当たっては充分な注意が必要である。
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