B級1組の壁
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 18:40 UTC 版)
第60期(2001年度)B級2組順位戦は、全勝の深浦康市が1位昇級を内定させ、2位昇級を2敗の鈴木大介・中川大輔・北浜健介・土佐が争う状況で最終戦を迎えた。土佐は順位の関係上、自身が畠山成幸に勝ち上位3名全員が敗れればB級1組に昇級が決まっていたが、土佐のみが敗れたことにより、昇級に至らなかった。 第21回(2002年度)朝日オープンの予選決勝でアマチュアの石井豊に勝ち本戦進出。同棋戦では前例がなかったアマチュア選手の本戦出場を阻止し、プロの意地を見せた(本戦では1回戦で谷川浩司に敗れた)。 第63期(2004年度)B級2組順位戦は、昇級争い2番手で最終局を迎えた。田丸昇に勝てば自力昇級、敗れても3番手の野月浩貴が屋敷伸之に敗れれば2位昇級となっていたが土佐が田丸に敗れ、野月が屋敷に勝ったため、野月が繰り上げ昇級する形で三たびB級2組に据え置かれた。 第66期(2007年度)B級2組順位戦は、屋敷伸之・山崎隆之・土佐が2敗で並び昇級争いをする状況で最終局を迎えた。自身が松尾歩に勝ち、屋敷及び山崎の少なくとも一方が敗れればB級1組昇級となっていた。結果、屋敷が佐藤秀司に敗れたものの、土佐自身も松尾に敗れ昇級には至らなかった。 第35期(2009年度)棋王戦で予選を勝ち抜き22年ぶり3回目の本戦進出(1回戦で深浦康市に敗れた)。 2010年8月6日、第69期順位戦B級2組3回戦で桐山清澄に勝ち、55歳にして公式戦通算600勝(将棋栄誉賞)を達成(史上42人目)。七段以下の棋士の達成は史上唯一。
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