AuthenticationSchemes 列挙体

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AuthenticationSchemes 列挙体

メモ : この列挙体は、.NET Framework version 2.0 で新しく追加されたものです。

認証用のプロトコルを指定します。

この列挙体には、メンバ値のビットごとの組み合わせを可能にする FlagsAttribute 属性が含まれています。

名前空間: System.Net
アセンブリ: System (system.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

<FlagsAttribute> _
Public Enumeration AuthenticationSchemes

Visual Basic (使用法)

Dim instance As AuthenticationSchemes

C#

[FlagsAttribute] 
public enum AuthenticationSchemes

C++

[FlagsAttribute] 
public enum class AuthenticationSchemes

J#

/** @attribute FlagsAttribute() */ 
public enum AuthenticationSchemes

JScript

FlagsAttribute 
public enum AuthenticationSchemes

メンバ

	メンバ名	説明
	Anonymous	匿名認証を指定します。
	Basic	基本認証を指定します。   詳細については、RFC2617 『HTTP Authentication: Basic and Digest Authentication』を参照してください。このドキュメントは http://www.rfc-editor.org で参照できます。
	Digest	ダイジェスト認証を指定します。  詳細については、RFC2617 『HTTP Authentication: Basic and Digest Authentication』を参照してください。このドキュメントは http://www.rfc-editor.org で参照できます。
	IntegratedWindowsAuthentication	Windows 認証を指定します。
	Negotiate	クライアントとネゴシエートし、認証方式を決定します。クライアントとサーバーの両方が Kerberos をサポートする場合は、この方式が使用されます。それ以外の場合は NTLM が使用されます。
	None	認証は使用できません。このフラグが設定された HttpListener オブジェクトを要求するクライアントは、常に "403 アクセス不可" のステータスを受け取ります。リソースをクライアントに提供できない場合にこのフラグを使用します。
	Ntlm	NTLM 認証を指定します。

解説

この列挙体を使用して、HttpListener オブジェクトで処理されるクライアント要求を認証するために使用する方法を指定します。

メモ   基本認証はパスワードの交換が必要なため、セキュリティ保護および暗号化された接続を使用する場合を除き、使用しないでください。

使用例

Negotiate 列挙値を使用して、クライアントが Negotiate セキュリティ プロトコルを使用して認証されることを示すコード例を次に示します。

C#

Console.WriteLine("Listening for {0} prefixes...", listener.Prefixes.Count);
HttpListenerContext context = listener.GetContext();
HttpListenerRequest request = context.Request;
Console.WriteLine("Received a request.");
// This server requires a valid client certificate
// for requests that are not sent from the local computer.

// Did the client omit the certificate or send an invalid certificate?
if (request.IsAuthenticated &&
    request.GetClientCertificate() == null || 
    request.ClientCertificateError != 0)
{
    // Send a 403 response.
    HttpListenerResponse badCertificateResponse = context.Response ;
    SendBadCertificateResponse(badCertificateResponse);
    Console.WriteLine("Client has invalid certificate.");
    continue;
}

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0

参照

関連項目
System.Net 名前空間