Alpha 21164PCとは? わかりやすく解説

Alpha 21164PC (PCA56)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/28 10:15 UTC 版)

Alpha 21164」の記事における「Alpha 21164PC (PCA56)」の解説

Alpha 21164PC(コード名 PCA56)は21164Aの低価格版で、1997年3月17日登場したDEC三菱電機共同開発で、両社製造した1998年初め三菱電機DECとの開発提携関係打ち切ることを決め同年中ごろには21164PCの製造もやめ、Alphaから手を引いた動作周波数は、400MHz、466MHz、533MHz である。二次キャッシュ内蔵をやめ、マルチメディア拡張命令 (MVI) のために一次命令キャッシュ大きくした。MVIはAlpha ISA拡張命令セットで、MPEGエンコード性能などを強化するSIMD命令群である。二次キャッシュトランジスタ数を削減するために削除されその結果チップサイズとコスト縮小した一次命令キャッシュは8KBから16KBに倍増されている。外付けキャッシュ容量は512KBから4MBまでと縮小されている。仮想アドレス43ビット物理アドレス33ビット制限されている。 総トランジスタ数は350個で、寸法は 8.65mm × 16.28mm、面積141 mm2 である。DEC従来と同じ CMOS-5 プロセス製造したパッケージ413ピンのIPGAで、寸法は 49.78mm × 49.78mm である。電源電圧は3.3Vで、消費電力は400MHzで26.5W、466MHzで30.5W、533MHzで35.0Wである。 DECマザーボード AlphaPC 164SX に採用した

※この「Alpha 21164PC (PCA56)」の解説は、「Alpha 21164」の解説の一部です。
「Alpha 21164PC (PCA56)」を含む「Alpha 21164」の記事については、「Alpha 21164」の概要を参照ください。


Alpha 21164PC (PCA57)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/28 10:15 UTC 版)

Alpha 21164」の記事における「Alpha 21164PC (PCA57)」の解説

PCA57 は PCA56 からの派生で、サムスン電子設計し、0.28μm CMOS プロセス製造した1998年後半登場し、533MHz、600MHz、666MHz で動作した一次キャッシュ容量倍増させ、命令キャッシュは32KB、データキャッシュは16KBとなっている。570個のトランジスタ使い寸法は 6.7mm × 15mm で、面積101 mm2 である。電源電圧は2.5Vで、消費電力は533MHzで18W、600MHzで20W、666MHzで23Wである。 DECではマザーボード AlphaPC 164RX に採用している。

※この「Alpha 21164PC (PCA57)」の解説は、「Alpha 21164」の解説の一部です。
「Alpha 21164PC (PCA57)」を含む「Alpha 21164」の記事については、「Alpha 21164」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「Alpha 21164PC」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Alpha 21164PC」の関連用語

Alpha 21164PCのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Alpha 21164PCのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、WikipediaのAlpha 21164 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS