5次車・6次車(1993・1997年度製)
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「営団01系電車」の記事における「5次車・6次車(1993・1997年度製)」の解説
第37編成と第38編成が該当する。 制御方式はVVVFインバータ制御(IGBT素子・3レベル・1C2M2群制御)に変更された。インバータ装置は第37編成が三菱製、第38編成は東芝製である。台車も軸箱支持装置がモノリンク式のボルスタレス台車(SS-130A・SS-030A形)に変更され、軸距も1,900 mmに小形化した。 制御用補助電源装置は15 kVAの電動発電機(MG)をやめ、40 kVAの静止形インバータ(SIV)に変更した。 第37編成の車内では座席モケットを茶色に変更、袖仕切上部のパイプにモケットが巻かれ、床材のデザインも変更された。 第37編成の投入により最後まで残っていた2000形・1500N形は営業運転を終了し、銀座線はすべて本系列に統一された。また、新CS-ATC導入と合わせて銀座線のスピードアップが実現した。 第38編成は1997年(平成9年)9月に溜池山王駅が開業することに伴い、運用数が増えるために増備された。仕様は第37編成に準拠しているが、座席モケット、床材の変更や窓枠を着色のアルミに変更し、脇仕切のモケットを廃した。また、この編成は本系列で初めて転落防止幌が取り付けられた編成である。 主電動機の三相交流化に伴い、車内床の主電動機点検蓋(トラップドア)は省略された。
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