45-45方式ステレオ盤
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 14:03 UTC 版)
「レコード」の記事における「45-45方式ステレオ盤」の解説
90度で交わるV型の溝のそれぞれの壁面に左右のチャンネルの振動を記録する直交振幅記録。原理は 1931年、英コロムビア社の技術者アラン・ブラムレイン (Alan Dower Blumlein 1903-1942) が開発。 左右信号の和が水平振動になる点において、一般的なモノラル盤との親和性を確保したため、ステレオ盤の主力となった。45-45方式は1950年代半ばに米ウエスタン・エレクトリック(ウエストレック)社が規格・実用化したものであるが、原理の考案から実用化までに時間がかかったのは、1930年代当時のレコードの主流材料だったシェラックでは高音質再生が不可能なことが大きな原因の1つだったという(このためブラムレインによるステレオ録音の試験では、トラック分割が容易な映画用サウンドトラックでの試行が先行していた)。 ちなみに、世界初の市販のステレオ盤は、1958年1月に米オーディオ・フィディリティー社から、日本初のそれは同年8月1日に日本ビクターから発売されている(詳細については、「日本ビクター#略歴」の項目を参照のこと)。
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