3代目 N80/N90系「シャリオグランディス」(1997年-2003年)
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「三菱・シャリオ」の記事における「3代目 N80/N90系「シャリオグランディス」(1997年-2003年)」の解説
3代目は1997年10月17日に発売。本モデルから、シャリオの名にグランディスのサブネームが追加された。 競合車を意識したため先代よりもボディは拡大され、全車3ナンバーボディとなった。 先代で特徴的だったシートアレンジの多様さは引き継がれており、6人乗りでは3列目を取り外し可能とするなど、使い勝手が考慮されたものとなっている。また当時クラス初のインパネシフトを採用。グレードは最上級から「ROYAL」、「SUPEREXCEED」、「EXCEED」、「TOURING」、「MX-SELECT」、「MX」、最廉価「MX-B」(受注生産)の7グレード構成。「ROYAL」のみ本革シートを装備。シートは6人乗り(セカンドシートがキャプテンシート)、7人乗り(セカンドシートがベンチシート)を選択できた(ツーリングは7人乗りのみ)。ミッションは4速ATのみ。駆動方式は「FF」、「フルタイム4WD」の2系統となっている。また、8ナンバー登録の「NEST basic」は助手席回転シートが設けてある。ベースは「MXセレクト」。 デビュー当初は全車に2.4L DOHC16バルブ・GDIガソリンエンジンを搭載、追ってディアマンテと同じ3.0L V6 DOHC24バルブ・GDIガソリンエンジンを搭載し「ロイヤル」シリーズも追加されるが、後に3.0Lは廃止される。 GDIエンジンには電子制御スロットル(DBW)が採用されているが、アクセルポジションセンサーが一般的なアクセルペダルに隣接する形ではなく、エンジンルーム内に設置されている為、アクセルペダルとアクセルポジションセンサーの間にワイヤーが介在する変則的な機構となっている(後年RB1/2型オデッセイアブソルートも同様のDBWとなっている)。 1998年3月にはおよそ1万1,000台の売り上げを記録し、大ヒットとなった。 2003年5月にグランディスが発売されたため、生産中止。これにより20年間続いた「シャリオ」の名前が消滅した。
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