2020年東京オリンピック・パラリンピックによる東京ビッグサイトの使用不可
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 00:17 UTC 版)
「コミックマーケットが抱える問題」の記事における「2020年東京オリンピック・パラリンピックによる東京ビッグサイトの使用不可」の解説
2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催が決定し、東京ビッグサイトが大会期間中はプレスセンターとして2020年9月のパラリンピック閉幕まで全館使われる計画で、コミケを始めとする各種展示会・イベントが会場として使用不可能となる見通しである。計画では、2019年4月からプレスセンターと国際放送センターの準備のため一部施設(東展示棟・東新展示棟)、2020年4月からは全館が占有される予定である。 また、東京ビッグサイトに次ぐ規模となる幕張メッセもフェンシングなどの会場になる予定のため、東京ビッグサイトとほぼ同時期に五輪関係でパラリンピック終了まで長期占領されてしまうので、関東地方での代替開催も微妙な情勢となっている。東京オリンピック組織委員会は「最終的な占有開始時期は国際オリンピック委員会と協議中」としている。交渉の結果、2018年と2019年は夏季・冬季とも従来通り開催予定とし、2020年は夏季開催を春の大型連休中に前倒しして開催(冬季は通常通り)することを決定している。コミックマーケット94終了後の2018年8月12日、準備会は2019年開催予定のコミックマーケット96・97について、史上初の4日間開催であることを決定した。また前述の通り東展示棟が使用できないため、西展示棟と新たに建設される南展示棟・青海展示棟で行われる。 なお、東京オリンピック開催に伴って会場が狭くなり、企業ブースが減少し、広告も減ってしまう一方で、開催日数が4日となり、会場数も2つに増加することにより、経費が増大したのと、コミケ参加者とそうでない一般人とを判別するため、2019年8月開催予定のコミックマーケット96(C96)と2019年12月開催予定のコミックマーケット97(C97)について、入場料の有料化(リストバンドを購入する方式)を検討していることが、2018年11月3日付けの「コミケットアピール95」 において、示された。 新型コロナウイルス感染症流行の影響で2020年3月に東京オリンピック・パラリンピックの1年延期が決定し、2021年夏に東京オリンピック・パラリンピックが開催されたため、東京ビッグサイトの使用可能計画も2020年秋から2021年夏ごろまで白紙撤回となった。
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