2020年使途不明金の発覚
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 09:58 UTC 版)
「下呂温泉合掌村」の記事における「2020年使途不明金の発覚」の解説
2020年(令和2年)5月、2000万円の使途不明金が発覚。直後に会計担当の職員が自殺した。下呂市は同年8月20日までに調査結果を取りまとめ、使途不明金の総額が2011年(平成23年)から2019年(令和元年)までの9年間で約2億6500万円だったと明らかにした。 使徒不明金の要因は、地方公営企業会計の財務適用施設であるにも係わらず、公営企業会計の知識に乏しい市職員、商工観光部長、合掌村施設長などの上司、会計管理者、それと会計処理の不備を監査委員が見逃していたとのことである。新聞紙上でも明らかのように、決算監査の折に金融機関の年度末預金残高証明書の提出も受けず内部資料だけで決算監査が行われており、決算書を担保するこの年度末残高証明書と財務諸表の突合が長期間に渡り行われていなかったこと。 下呂市は2004年(平成16年)3月に益田郡5町村(小坂町、萩原町、下呂町、金山町、馬瀬村)で町村合併が行われ、下呂市職員によると旧下呂町出身ではない企業会計の知識に乏しい職員が施設長に異動するなど自治体としては致命的な人事異動が行われていたようである。 @media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}当時の市長、副市長、歴代・現職の商工観光部長、会計管理者などの上司、第三者機関である監査委員の漫然とした監査が、長期間に渡る不正を見逃してきたと推測される。[独自研究?] 不祥事の前は当然であるが、例月出納検査で会計管理者の通帳の検収が、決算監査では毎年度3月末の金融機関の預金残高証明書の提出で確認していたようである。しかし、この不祥事の期間は確認されておらず、預金残高と財務諸表との突合が行われていれば「初年度で発覚した不正事案」であり、ここまで多額にならなかったと推測される。 公金が横領されていた、2011年(平成23年)度からの会計管理者、商工観光部長、施設長、監査事務局、監査委員には職務怠慢による重大な過失責任があり、損害額を補償する道義的責任があると思われる。[独自研究?]
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