2017年 妊娠によるツアー離脱
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「セリーナ・ウィリアムズ」の記事における「2017年 妊娠によるツアー離脱」の解説
全豪オープンでは、決勝で久しぶりのビーナスとの対決を制し、シュテフィ・グラフと22度で並んでいたオープン化以降の四大大会優勝記録を更新し、単独最多の23度目の優勝を成し遂げた。 その後は膝の怪我を理由としてツアーから離れていたが、4月19日(現地時間)に自身のSnapchatに「20 weeks」と題した写真を投稿。水着姿のセリーナはお腹が大きくなっており、題名からして妊娠を疑わせるには十分すぎた。投稿はすぐに削除されたが、コピーが世界中を駆け巡り、数時間後に関係者が妊娠の事実を認めた。これにより残りのシーズンは全休することとなった。ちなみに当人の「20週」の申告が正しいものとするならば、全豪オープン時にはすでに妊娠していたことになる。 後日、セリーナはイベントに出席した際、上記の投稿は間違って投稿してしまった「アンフォーストエラー」であったことを告白した。元々は経過記録用に撮っていたものであったという。投稿後数十分程度で着信記録が激増し、不審に思って気がついたが、後の祭りであった。しかし本人は数日中に公表するつもりであったと主張した。またこの際、全豪開幕直前に妊娠が判明したことも明らかにした。 9月1日、フロリダ州の病院で女児を出産した。地元メディアのレポーターによると、女児は約3000グラムで生まれ、母子ともに健康だという。歌手のビヨンセは、出産を祝福して、マタニティドレス姿のセリーナの画像をInstagramに投稿した。。しかし実際は一歩間違えば死に至る、命懸けの出産であったことを2018年2月に本人がCNNへの寄稿で明らかにしている。妊娠期間中こそ順調であったが、子供の心拍数の急低下で緊急帝王切開となった。命懸けとなったのはその後で、産後すぐ、持病の肺塞栓症の悪化で咳が止まらなくなり、その結果傷口が開いて再手術となったが、その際に巨大血腫ができていることが判明した。この治療のため、6週間の療養を余儀なくされたという。
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