2013年 GS2冠・世界1位に復活
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「ラファエル・ナダル」の記事における「2013年 GS2冠・世界1位に復活」の解説
全豪オープンは胃の感染症を理由に欠場。2月、復帰初戦のVTRオープンでは単複ともに決勝まで進出するも、シングルスでは世界ランク73位のオラシオ・セバジョスに7-6, 6-7, 4-6で敗れるなど、どちらも準優勝に終わった。翌週のブラジル・オープンで復帰後初優勝を飾ると、アビエルト・メキシコ・テルセル、BNPパリバ・オープンで優勝。ヨーロッパクレーシーズンは、モンテカルロ・マスターズ決勝でジョコビッチに2-6, 6-7で敗れ大会9連覇とはならなかった。しかしその後のバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル、マドリード・マスターズ、BNLイタリア国際の3大会で優勝。復帰してから全仏オープンまでで出場した8大会全てにおいて決勝進出し、そのうち6大会で優勝するなど完全復活を果たす。 全仏オープンでは、準決勝で第1シードのジョコビッチに6-4, 3-6, 6-1, 6(3)-7, 9-7、4時間37分に及ぶフルセットで勝利し、決勝ではフェレールをストレートで下して大会2度目の4連覇と8度目の優勝を達成。グランドスラム1大会における8回の優勝は史上初であり、また、ギリェルモ・ビラスが保持していた全仏オープンでの最多マッチ勝利数を更新する59勝目を挙げた。 ウィンブルドンでは、1回戦で当時世界ランク135位のスティーブ・ダルシスに6-7, 6-7, 4-6で敗退してしまう。ナダルが4大大会初戦で敗退するのはプロ転向後初めてのことだった。しかし、その後の北米ハードコートシーズンでは好調さを取り戻し、ロジャーズ・カップでは決勝で地元勢のミロシュ・ラオニッチを、翌週のシンシナティ・マスターズでも決勝で地元勢のジョン・イズナーを下し、ハードコートのマスターズ大会で2週連続優勝を果たした。 全米オープンでも決勝に進出。ジョコビッチに6-2, 3-6, 6-4, 6-1のセットカウント3-1で勝利し優勝。歴代単独3位となる4大大会13勝目を挙げた。その後のチャイナ・オープンでは決勝でジョコビッチに敗退。上海マスターズ、BNPパリバ・マスターズでは、デルポトロとフェレールにいずれも準決勝で敗れた。 ATPワールドツアー・ファイナルズではラウンドロビン全勝で3年ぶりに決勝まで勝ち進むも、ジョコビッチに敗れ準優勝に終わった。それでも2013年は10大会で優勝し、3年ぶりにシーズンランキング1位に輝き、自身初の年間勝率90%超えを果たした。また1シーズンにおける獲得賞金が1,456万915ドルにのぼり、前年度のジョコビッチの記録を上回る歴代最多記録を更新した。
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