2011年四大陸フィギュアスケート選手権とは？わかりやすく解説

2011年四大陸フィギュアスケート選手権
大会概要
大会種	ISU選手権
シーズン	2010-2011
日程	2月15日 - 2月20日
主催	国際スケート連盟、Chinese Taipei Skating Union
開催国	中華民国
開催地	台北市
会場	台北アリーナ
優勝者
男子シングル	髙橋大輔
女子シングル	安藤美姫
ペア優勝	龐清; 佟健
アイスダンス	メリル・デイヴィス; チャーリー・ホワイト
関連大会
前回大会	2010年四大陸フィギュアスケート選手権
次回大会	2012年四大陸フィギュアスケート選手権
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2011年四大陸フィギュアスケート選手権（英語: 2011 Four Continents Figure Skating Championships）は、2011年に台湾で開催されたフィギュアスケートの国際選手権。

概要

2011年四大陸フィギュアスケート選手権は、国際スケート連盟の主催による四大陸フィギュアスケート選手権の2010-2011年シーズン開催である。シニアクラスの男女シングル、ペア、アイスダンス種目が2011年 2月15日から20日まで、台湾・台北市の台北アリーナで開催された。

シングルは男女とも1位2位を日本勢が独占した。また台湾から男子シングル・女子シングルに3名ずつ出場したが、全員フリースケーティングを滑走、同国の期待に応え大健闘した。

本大会では「この国では、フィギュアスケートの知名度が無い」との理由により、チケットは全て無料とした。また台湾の観客からは同国の選手同様に日本の選手も熱い応援を受けたことに選手達は大いに感激し、優勝した安藤美姫は「台湾が好き。皆さんとまた会える日が早く来るのを楽しみにしている。」、2位の浅田真央も「今度は試合じゃなくて遊びに来たい。」とコメントした。^[1]

各種目の結果

男子シングルは髙橋大輔が圧倒し3年振り2度目の優勝。羽生結弦がジェレミー・アボットを抑え熾烈な2位争いを制す。小塚崇彦はSP6位からFS2位で追い上げるも惜しくもメダルに届かなかった。

女子シングルは安藤美姫が大会史上初の200点越えで優勝。自身のベストスコアでもある。浅田真央はSP・FSともに2位、アメリカ勢による3位争いを長洲未来が制し表彰台を日本人・日系人で埋めた。

ペアは龐清/佟健は5度目の優勝。世界王者の貫禄を見せつけた。

アイスダンスはメリル・デイヴィス/チャーリー・ホワイトが2年振り3度目の優勝。

出場枠

国際スケート連盟に加盟するヨーロッパ州以外の各国のフィギュアスケート統括団体に対し出場枠が与えられた。各国に対する出場枠は種目ごとに3枠とされた^[2]。

出場数

国・地域	男子シングル	女子シングル	ペア	アイスダンス	計
オーストラリア	2	2		2	6
カナダ	3	3	3	3	12
中国	3	2	3	2	10
香港		1			1
日本	3	3	1		7
カザフスタン	1				1
韓国	1	3			4
メキシコ		2		1	3
フィリピン		1			1
プエルトリコ		1			1
南アフリカ共和国		1			1
シンガポール		1			1
タイ		3			3
チャイニーズタイペイ	3	3			6
アメリカ合衆国	3	3	3	3	12
ウズベキスタン	1				1
総計	20	29	10	12	66

競技結果

男子シングル

順位	名前	国・地域	SP		FS		合計点
順位	名前	国・地域	順位	得点	順位	得点	合計点
1	髙橋大輔	日本	1	83.49	1	160.51	244.00
2	羽生結弦	日本	3	76.43	3	151.58	228.01
3	ジェレミー・アボット	アメリカ合衆国	2	76.73	4	148.98	225.71
4	小塚崇彦	日本	6	66.25	2	157.27	223.52
5	アダム・リッポン	アメリカ合衆国	4	72.71	5	137.30	210.01
6	関金林	中国	9	64.68	6	137.30	201.98
7	アーミン・マーバヌーザデー	アメリカ合衆国	5	66.40	9	134.27	200.67
8	呉家亮	中国	10	65.47	7	136.48	199.78
9	宋楠	中国	12	60.47	8	134.66	195.13
10	ショーン・ソーヤー	カナダ	7	63.30	10	127.23	192.94
11	ケヴィン・レイノルズ	カナダ	8	65.47	11	126.08	191.55
12	ミーシャ・ジー	ウズベキスタン	13	58.60	12	123.46	182.06
13	アブザル・ラクムハリエフ	カザフスタン	11	60.95	13	119.80	180.75
14	ジョイ・ラッセル	カナダ	14	57.67	15	113.51	171.18
15	キム・ミンソク	韓国	15	53.67	14	114.92	168.59
16	マーク・ウェブスター	オーストラリア	16	48.26	16	95.28	143.54
17	朱育加	チャイニーズタイペイ	18	44.37	17	89.96	134.33
18	ブレンダン・ケリー	オーストラリア	17	45.45	19	80.19	125.64
19	施文倡	チャイニーズタイペイ	19	40.36	18	80.60	120.96
20	郭立中	チャイニーズタイペイ	20	37.82	20	80.14	117.96

SP - 2月18日
FS - 2月19日

女子シングル

順位	名前	国・地域	SP		FS		合計点
順位	名前	国・地域	順位	得点	順位	得点	合計点
1	安藤美姫	日本	1	66.58	1	134.76	201.34
2	浅田真央	日本	2	63.41	2	132.89	196.30
3	長洲未来	アメリカ合衆国	4	59.78	3	129.68	189.46
4	レイチェル・フラット	アメリカ合衆国	3	62.23	4	118.08	180.31
5	アリッサ・シズニー	アメリカ合衆国	5	58.94	5	109.87	168.81
6	シンシア・ファヌフ	カナダ	7	55.65	6	107.49	163.14
7	鈴木明子	日本	6	57.64	7	104.95	162.59
8	郭珉整	韓国	8	50.47	8	96.68	147.15
9	アメリー・ラコステ	カナダ	9	50.06	9	87.42	137.48
10	チェルシー・リー	オーストラリア	10	48.72	10	79.18	127.90
11	ミリアン・サムソン	カナダ	11	46.33	11	74.87	121.20
12	ユン・イェジ	韓国	12	39.37	12	72.49	111.86
13	耿冰娃	中国	13	39.20	16	65.38	104.58
14	朱秋穎	中国	16	35.08	15	67.30	102.38
15	レジェンヌ・マレ	南アフリカ共和国	19	31.99	13	69.91	101.90
16	金彩華	韓国	17	33.76	14	68.03	101.79
17	ビクトリア・ムニス	プエルトリコ	15	35.45	17	63.95	99.40
18	メリンダ・ワン	チャイニーズタイペイ	14	36.51	18	59.64	96.15
19	ミミ・タナソン・チンダスク	タイ	18	33.73	20	57.81	91.54
20	ジェイミー・ノブス	オーストラリア	20	31.94	19	57.99	89.93
21	クリスタル・キャン	チャイニーズタイペイ	21	31.89	21	54.71	86.60
22	メリシアン・ベンゾン	フィリピン	22	30.64	22	53.53	84.17
23	メラニー・スワング	タイ	23	29.50	23	52.58	82.08
24	劉兆芝	チャイニーズタイペイ	24	28.52	24	49.76	78.28
以下フリースケーティングに進めず
25	余佩詩	香港	25	27.51
26	ブリタニー・ラウ	シンガポール	26	26.61
27	タリン・ジュルゲンセン	タイ	27	26.28
28	レイナ・ハムイ	メキシコ	28	23.73
29	メリー・ロー・レイエス	メキシコ	29	22.22

SP - 2月19日
FS - 2月20日

ペア

順位	名前	国・地域	SP		FS		合計点
順位	名前	国・地域	順位	得点	順位	得点	合計点
1	龐清 and 佟健	中国	1	71.41	1	128.04	199.45
2	メーガン・デュハメル and エリック・ラドフォード	カナダ	3	59.92	2	121.87	181.79
3	ペイジ・ローレンス and ルディ・スウィガース	カナダ	2	59.98	4	111.75	171.73
4	ケイトリン・ヤンコウスカス and ジョン・コフリン	アメリカ合衆国	4	55.25	5	111.72	166.97
5	カーステン・ムーア＝タワーズ and ディラン・モスコビッチ	カナダ	5	54.41	3	111.81	166.22
6	アマンダ・エボラ and マーク・ラドウィッグ	アメリカ合衆国	6	52.23	6	105.07	157.30
7	高橋成美 and マーヴィン・トラン	日本	8	50.25	7	102.38	152.63
8	マリー・ベス・マーリー and ロックニ・ブルーベイカー	アメリカ合衆国	10	45.60	8	98.86	144.46
9	張悦 and 王磊	中国	7	50.61	10	88.32	138.93
10	董慧博 and 仵一鳴	中国	9	46.41	9	88.69	135.10

SP - 2月17日
FS - 2月18日

アイスダンス

順位	名前	国・地域	SD		FD		合計点
順位	名前	国・地域	順位	得点	順位	得点	合計点
1	メリル・デイヴィス and チャーリー・ホワイト	アメリカ合衆国	2	69.01	1	103.02	172.03
2	マイア・シブタニ and アレックス・シブタニ	アメリカ合衆国	4	62.04	2	93.34	155.38
3	ヴァネッサ・クローン and ポール・ポワリエ	カナダ	5	61.66	3	90.17	151.83
4	ケイトリン・ウィーバー and アンドリュー・ポジェ	カナダ	3	65.45	4	85.69	151.14
5	マディソン・チョック and グレッグ・ズーライン	アメリカ合衆国	6	57.14	5	85.30	142.44
6	黄欣彤 and 鄭汛	中国	7	52.93	6	77.36	130.29
7	于小洋 and 王晨	中国	8	50.58	7	75.17	125.75
8	関雪婷 and 王蒙	中国	9	42.77	8	63.49	106.26
9	ダニエル・オブライエン and グレゴリー・メリマン	オーストラリア	10	42.67	9	62.02	104.69
10	コリーヌ・ブルーンス and ベンジャミン・ウェスタンバーガー	メキシコ	11	40.68	10	47.87	88.55
11	マリア・ボルーノフ and エフゲニイ・ボルーノフ	オーストラリア	12	28.52	11	43.71	72.23
WD	テッサ・ヴァーチュ and スコット・モイア	カナダ	1	69.40

SD - 2月17日
FD - 2月18日

脚注

[脚注の使い方]

参照

[1] 地元ギャラリーの熱い大声援で美姫・真央「台湾好き」に―台湾メディアサーチナ 2011年2月21日付

[2] 国際スケート連盟シングル・ペア・アイスダンス規定及び技術規則2008 規則378

[1]

[2]

表話編歴 2010-2011シーズンのフィギュアスケート競技会
ISUフィギュアスケート選手権	欧州選手権 - 四大陸選手権 - 世界Jr.選手権 - 世界選手権
ISUグランプリシリーズ	NHK杯 - スケートカナダ - 中国杯 - スケートアメリカ - ロステレコム杯 - エリック杯 - グランプリファイナル
ISUカレンダー掲載競技会シニアクラス	ネーベルホルン杯 - ネペラ記念 - フィンランディア杯 - ニース杯 - NRW杯(ダンス) - アイスチャレンジ - クリスタルスケート - ワルシャワ杯 - リヨン杯 - メラーノ杯 - ロマン記念 - NRW杯(シングル・ペア) - ゴールデンスピン - カングス杯 - ババリアンオープン - ノルディクス - モンブラン杯 - ガルデナスプリング杯 - トリグラフ杯
ISUジュニアグランプリ	ISUジュニアグランプリシリーズ - ジュニアグランプリファイナル
国内選手権	全日本選手権
1995–1996 • 1996–1997 • 1997–1998 • 1998–1999 • 1999-2000 • 2000-2001 • 2001-2002 • 2002-2003 • 2003-2004 • 2004-2005 • 2005-2006 • 2006-2007 • 2007-2008 • 2008-2009 • 2009-2010 • 2010-2011 • 2011-2012 • 2012-2013 • 2013-2014 • 2014-2015 • 2015-2016 • 2016-2017 • 2017-2018 • 2018-2019 • 2019-2020 • 2020-2021 • 2022-2023 • 2023-2024

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