2001年 58歳 山村浩二氏と面会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 02:33 UTC 版)
「ジャック・ドゥルーアン」の記事における「2001年 58歳 山村浩二氏と面会」の解説
アニメーターの山村浩二氏は2001年10月ジャック・ドゥルーアンに、NFBのスタジオでピンスクリーンを触らせてもらった経験を持つ。また、ジャックに貰った実物のピンスクリーンの針5本を持っている。以下山村浩二氏ブログ(2006/07/0609:56)より抜粋 「私は実際、アレクセイエフのピンスクリーンの唯一の後継者、ジャック・ドゥルーアンに、NFBのスタジオでピンスクリーンを触らせてもらったが、へらや、瓶、櫛などいろいろな凹凸のある物体で押して、レリーフの様にピンを出したり、縮めたりすると、その形の像になる。日本の地方の科学館などでも同じ原理の玩具が設置している所もあるので、自分の手や顔を押し付けて遊んだ事がある人もいるだろう。実物のピンスクリーンは、黒い0.1ミリほどのピアノ線が白いビニールのチューブに入っていて、これを束ねて面にしているので、ピアノ線の両端はなんの加工もなく、顔を押し付けると怪我をしそうだが。 ドットの集合で画像を作り上げるというピンスクリーンの考え方は、CGの画像がピクセルの集合で作り上げられているのに似ている。ただ、CGは何万色と色が使えるのに、この装置では白黒の画面しか作る事が出来ないので、やや時代の産物の感があるが。(ジャック・ドゥルーアンは、照明にカラーフィルターをつかって、色実をつける工夫をしているが...)ただ現在のCG映画には、脳から直結した画像の生成の快楽がない。しかし今いろんなインターフェースが開発されているので、今後、手で触って画像を作り出していく作品が生まれる事を期待する。(近いものはメディア・アート的な作品で見た事があるが、だいたい中身がなくて、その場限りのお遊びに終わっている。それとも私が知らないだけで、すでにどこかで傑作が生まれているのか?)」
※この「2001年 58歳 山村浩二氏と面会」の解説は、「ジャック・ドゥルーアン」の解説の一部です。
「2001年 58歳 山村浩二氏と面会」を含む「ジャック・ドゥルーアン」の記事については、「ジャック・ドゥルーアン」の概要を参照ください。
- 2001年 58歳 山村浩二氏と面会のページへのリンク