2回目の救助
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/04 09:55 UTC 版)
「ブルーベル (ケッチ)」の記事における「2回目の救助」の解説
3日後の11月16日に、ギリシャの貨物船『Captain Theo』によって北西プロビデンス海峡で1人子供が救出された。彼女は、フィート (Template:Convert/meter)の貨物船から約1マイル離れたところでコルクのフロートに乗って漂流しているのを2等航海士ニコラオス・スパチダキス(Nicolaos Spachidakis)によって目撃された。スパチダキスはすぐに船長 Stylianos Coutsodontis をブリッジに召喚したし、ふたりが次第に気づいたのは、スパチダキスの目撃が漁船ではなく、小さい長方形の白いいかだが、反りかえり、弱々しく手を振っている若いブロンドの髪の子供を運んでいる、ということであった。船長は貨物船の機関を停止し救命いかだを降ろすよう命じた。乗組員らは、コルク・フロートの近くをサメらが旋回しているのに気付いて、子供にむかって水に飛び込まないように叫んだとき、乗組員の1人エヴァンゲロス・カンジラス(Evangelos Kantzilas)が子供をいかだに乗せた。その後、彼女は『Captain Theo』に引き上げられ、予備のキャビンに入れられた。 乗組員は、貨物船に乗って、その子供が支離滅裂でかろうじて口をきけることにすぐに気づいた。彼女は水とオレンジ・ジュースを与えられ、塩が濡れたタオルで身体からスポンジされ、ワセリンが唇に塗られた。彼女はすぐに、11歳の テリー・ジョー・デュペローと名乗り、船が沈没してから数日間、コルク・フロートに乗っていたことを乗組員に知らせた。沿岸警備隊にすぐに通知されたし、すぐにヘリコプターが呼び出されたし、子供――重度の日焼け、脱水および暴露に苦しんでいる――は、危篤状態で病院に空輸された。。 テリー・ジョーの救出から数分間以内に、沈没以来彼女が乗って漂っていたコルク・フロートが、或る乗組員の両手の中で分解し始めた。
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