1976年~1987年
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 05:59 UTC 版)
「ファム・ヴァン・ドン」の記事における「1976年~1987年」の解説
ベトナム戦争終結後の1976年7月、第6期第1回国会においてベトナム社会主義共和国が樹立され、ファン・ヴァン・ドンは改めて首相に選出された。 一般にファム・ヴァン・ドンは、頑固な共産主義的・偉大な民族主義的な指導者、ホー・チ・ミンの最も忠実な弟子の一人、独立・統一のためのベトナムの戦いにおける主要人物、と考えられた。とりわけ、1975年のベトナム統一後は、党内の数々の闘争から中立的立場を維持しようとした政治家として知られた。1981年、スタンレー・カーノウとのインタビューで、ファム・ヴァン・ドンは述べている "ええ、我々はアメリカを打ち負かしました。しかし今、我々は様々な問題に悩まされています。食糧も十分ではありません。我々は貧しい、発展途上の国家です。あなたもご存知のとおり、戦争を遂行することは簡単です。しかし、一国を運営することはとても難しいのです。" このプラグマティズムが、32年間彼が首相の座に留まり続けた理由かもしれない。1987年12月、第6回党大会において、彼の引退が承認された。
※この「1976年~1987年」の解説は、「ファム・ヴァン・ドン」の解説の一部です。
「1976年~1987年」を含む「ファム・ヴァン・ドン」の記事については、「ファム・ヴァン・ドン」の概要を参照ください。
- 1976年~1987年のページへのリンク