1969年の全日本ロードレース選手権
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1969年の全日本ロードレース選手権 | |||
前年: | 1968 | 翌年: | 1970 |
1969年の全日本ロードレース選手権 (1969ねん の ぜんにほんロードレースせんしゅけん) は、1969年4月13日のフジロードレース大会で開幕し[1]、同年10月1日の日本グランプリロードレース大会(鈴鹿)で閉幕した全6戦による1969年シーズンの全日本ロードレース選手権である。
トップカテゴリーであるセニア251cc以上クラスチャンピオンは隅谷守男(ホンダ)が獲得した[2]。
1969年シーズン
前年は中止となった「日本グランプリロードレース[3]」だったが、今季から全日本ロードレースの最終戦として開催され[4]、以後1986年まで全日本のビッグイベントとして開催されることとなった。
セニアとジュニア混走で開催された125ccクラスでは、第2戦鈴鹿でジュニアの高井幾次郎がライセンスの格を感じさせない走りでセニア勢を相手に総合優勝、ピットのレース関係者を騒然とさせた[5]。
スケジュールおよび勝者
Rd. | 決勝日 | 開催イベント | 251cc以上 優勝 | 250cc 優勝 | 125cc 優勝 | 90cc 優勝 |
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1 | 4月13日 | フジロードレース大会 | 中沢政春 | 金谷秀夫 | 金井政夫 | 高橋幹男 |
2 | 4月20日 | 全日本選手権 鈴鹿ロードレース大会 | 隅谷守男 | 金谷秀夫 | 高井幾次郎 (J) | 小田豊 |
3 | 6月29日 | 全日本選手権 鈴鹿ロードレース大会 | 隅谷守男 | 金谷秀夫 | 酒井奎吾 | 小田豊 |
4 | 8月17日 | 全日本選手権 鈴鹿10時間耐久レース大会 | 隅谷守男・菱木哲哉 | 金谷秀夫・和田正宏 | 酒井奎吾・高井幾次郎 (J) | 角谷新二・鈴木義春 |
5 | 9月15日 | 全日本選手権 富士ロードレース大会 | 森脇護 | 和田勤 | 三井晃 | 小田豊 |
6 | 10月1日 | 日本グランプリロードレース大会(鈴鹿) | 隅谷守男 | 金谷秀夫 | 河崎裕之 | 小田豊 |
チャンピオン | 隅谷守男 | 金谷秀夫 | 隅谷守男 | 小田豊 |
- 90ccクラスは125ccとの混走レース。
- *印の勝者はレース総合優勝ではなく混走したクラス別優勝者。
表彰
- MFJ最優秀選手
- セニア部門:隅谷守男(ブルーヘルメットMS)
- ジュニア部門:角谷新二(鈴鹿レーシングチーム)
関連項目
脚注
- ^ 「MFJ REPORT ロードレースシーズン」『ライディング No.37』MFJ日本モーターサイクルスポーツ協会、1969年2月28日、12頁。
- ^ 歴代チャンピオン1969 MFJ日本モーターサイクルスポーツ協会 (2025年4月25日閲覧)
- ^ 「MFJモーターサイクルスポーツの基本方針変更について」『ライディング No.35』MFJ日本モーターサイクルスポーツ協会、1968年10月20日、8-9頁。
- ^ 「日本グランプリロードレースへの招待」『ライディング No.41』MFJ日本モーターサイクルスポーツ協会、1969年10月10日、8-9頁。
- ^ 「晴れの表彰台に立つのは誰か」『ライディング No.41』MFJ日本モーターサイクルスポーツ協会、1969年10月10日、10,13頁。
- ^ 「MFJ REPORT レース参加計画のキミたちへ」『ライディング No.37』MFJ日本モーターサイクルスポーツ協会、1969年2月28日、13頁。
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