菱木哲哉とは? わかりやすく解説

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菱木哲哉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/28 18:37 UTC 版)

菱木 哲哉(ひしき てつや、1946年11月 - )は、千葉県出身のオートバイロードレースライダー

全米ロードレース選手権、アメリカンホンダ時代には「マイク・菱木 (Mike・Hishiki )」と呼ばれた。

1965年本田技術研究所に入社し、CB450ホンダ・CB750F FOUR、CB250/350等の開発に従事。

1968年 / 1969年 / 1970年 鈴鹿10時間耐久レース(鈴鹿8耐の前身)で3年連続総合優勝。

アメリカでレースをするために本田技術研究所を退職。プライベーターとして全米ロードレース選手権に参戦。

1985年 に帰国し技術研究所に復帰。開発ライダーとして数々の製品に携わる。ホンダオリジナルヘルメット=RHEOS(レオス)の開発で、アイルトン・セナのヘルメット調整を担当した。

1986年発売のFTR250カタログ表紙のライダーを務める。

漫画『あいつとララバイ』の主人公、菱木研二の苗字「菱木」は、菱木哲哉から命名された。

愛車はホンダ・スーパーカブ

経歴

19**年 田中健二郎に弟子入り (通称「健さん学校」に入門)。高橋国光谷口直己北野元生沢徹 らは先輩にあたる。

1965年本田技術研究所に入社。ホンダ社内チーム「ブルーヘルメットMSC」に所属。

1966年、浜松ダートレース251cc以上クラス優勝、2位隅谷守男、3位大田耕治とブルーヘルメット所属選手が表彰台を独占した。

1968年、MFJ年間最優秀選手賞を受賞、ヨーロッパに派遣される。同賞は67年大田、68年菱木、69年隅谷と同一チームが三年連続で獲得。この頃は”ブルヘル三羽ガラス”と呼ばれた。45日間のヨーロッパ派遣では同じく受賞者である松永喬星野一義、西信之とともにマン島TTレースをはじめとする欧州現地のスポーツを視察・研修で回った[1]

     鈴鹿10時間耐久レースで 優勝 (ペアライダー 隅谷守男 )。

1969年、鈴鹿10時間耐久レースで優勝 (ペアライダー 隅谷守男)。

1970年、鈴鹿10時間耐久レースで優勝 (ペアライダー 隅谷守男)。

1971年、ダートレースに憧れ渡米、翌1972年より完全なプライベートチームでロードレース全米選手権に参戦。

1973年、ラグナセカで骨盤骨折、プロレースを断念。

1974年、アメリカン・ホンダ・モーター 入社。

1985年、帰国し本田技術研究所へ復帰。

1991年、レオス・ヘルメット担当として、モナコGPからマクラーレン・ホンダに帯同。

2006年、本田技術研究所を定年退職。

2009年 フォトグラファーの瀬谷正弘とアメリカ1600kmクルージング敢行(VT1300にて)。

主な戦績

1963年 鈴鹿18時間耐久レース 250ccクラス 3位

1964年 MFJ大島火山レース オープンクラス5位

1965年 鈴鹿24時間耐久レース 125ccクラス3位

1968年 ジュニア251cc以上クラス 年間チャンピオン

    鈴鹿10時間耐久レース 優勝 (ペアライダー 隅谷守男 )

1969年 鈴鹿10時間耐久レース 優勝 (ペアライダー 隅谷守男 )

1970年 鈴鹿10時間耐久レース 優勝 (ペアライダー 隅谷守男])

    MCFAJクラブマンレース251cc以上クラス優勝(筑波サーキット誕生後の初レース)

2004年 DE耐(優勝)

脚注

  1. ^ 「ヨーロッパ見て食べてひと巡り MFJ最優秀選手の帰国談」『ライディング No.40』MFJ日本モーターサイクルスポーツ協会、1969年8月20日、10-17頁。

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