1932年 初期の強盗と殺人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 07:22 UTC 版)
「ボニーとクライド」の記事における「1932年 初期の強盗と殺人」の解説
1932年2月にクライドが出所した後、彼はもと囚人仲間のラルフ・ファルツと組んで主に店舗やガソリンスタンドで一連の強盗を始めた。彼は、服役中に受けた虐待に対するイーストハム刑務所への復讐を人生の目標としており、そのための十分な資金と武器を集めることを目的としていた。 ボニーはこの年4月から犯罪行為に加わることとなった。 4月19日、ボニーとファルツはカウフマンで銃器を盗むために強盗を試みたが失敗し逮捕された。数ヶ月後、ボニーは起訴に至らず釈放された一方、ファルツは裁判で有罪となり服役することになった。彼はギャングに戻ることはなかった。 4月30日、クライドは逃走ドライバーとして商店の強盗を行った。その際に店主が射殺された。彼は車の中にいたが、店主の妻により、発砲した犯人の一人として特定された。 8月5日、クライド、ハミルトン、ロス・ダイアーがオクラホマ州ストリングタウンで密造酒を飲み泥酔していたところに保安官と副保安官が近づき、酒に関して尋問した。これに対してクライドらは発砲し、副保安官を殺害した。クライドと彼のギャングが殺した最初の警官となった。 10月11日、テキサス州シャーマンでの強盗の際に店主を殺害したとされるが、一部の歴史家は疑わしいと考えている。 1932年、クライドの家族と幼少期からの友人であったウィリアム・ダニエル・ジョーンズが16歳でギャングに加わった。クリスマスの日にジョーンズとクライドはテンプルで自動車強盗を行い、持ち主を殺害した。 1933年1月6日、クライドはタラント郡副保安官マルコム・デイヴィスを殺害した。
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