1931年制定車両番号体系
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/04/22 17:22 UTC 版)
「ロンドン地下鉄の車両形式および車両番号の付与方法」の記事における「1931年制定車両番号体系」の解説
1931年にLERは保有全電車の大規模な改番を実施、1933年にロンドン地下鉄が前身各社の車両を引き継いだ際にこのLERの車両番号体系が継承された。下表は引継車両及びLER/ロンドン地下鉄の新製車両に当初適用された番号体系を示す。この体系にはロンドン地下鉄が発注したM形・N形及びQ38形の制御電動車が含まれるが、Q38形の付随車には後で述べる新しい番号体系が適用された。 番号枠車種路線種類引継車両の番号新製車両の番号改造車両の番号1-37 DM 大断面(元MDR) 1931年に改番されなかった未更新のB形 - - 1000-1094 T - - 1700-1717 DT - - 2000-2999 DM 大断面(元Met) 2200-2247(ハマースミス線用)2500-2769(メイン・ライン用)2900-2940(ノーザン・シティー線用) - - 3000-3999 小断面 3000-3069・3282-3688(元LER)3912-3999(元CLR) 3070-32813689-3721 3723-3784(方向転換されたDM) 4000-4999 大断面(元MDR) 4000-4390・4591-4645 4391-4437 4620-4642偶数(DTを改造) 5000-5999 DT 小断面 5000-5359(元LER)5928-5999(元CLR) - - 6000-6199 大断面(元MDR) 6000-6022 - 6100-6109(DMを改造) 6200-6999 大断面(元Met) 6201-6264(ハマースミス線用)6500-6735 (メイン・ライン用)6900-6919(ノーザン・シティー線用) - 6558/6559/6561/6562(Tを改造)6736-6755(客車を改造) 7000-7999 T 小断面 7000-7059・7190-7570 (元LER)7901-7999 (元CLR) 7060-7189 - 8000-8999 大断面(元MDR) 8000-8048(合造車)8200-8258(DMを改造)8500-85358700-8780(DMを改造) 8049-8083(合造車)8781-8785 8084-8095(合造車、元3等車)8786-8799(DMを改造)8801-8812(合造車を改造)8813-8848・8900-8904(DMを改造) 9000-9999 大断面(元Met) 9200-9259(ハマースミス線用)9400-9799(メイン・ライン用、9582-9599はDMを改造)9900-9968(ノーザン・シティー線用) - 9479-9482(DTを改造)9800-9844(客車を改造) 注記: 元メトロポリタン鉄道の客車にはもともと41から510の間の車両番号が付与され、電車とは番号が重複しなかったため元の番号のままとされた。511から519は後に電車から客車に改造された車両の番号となった。 「合造車」は1等と3等の合造車である。元MDRの車両は特記の無い限り3等車、小断面車両はすべて3等車である。元メトロポリタン鉄道の車両は1等車、合造車、3等車の順に番号が付与されている。第2次世界大戦初期までにロンドン地下鉄はすべての車両を3等車に改造している。 1935年以降に付随車に改造された車両には改造時の新製車同様に番号の頭に「0」がつけられたものがある。また、制御電動車から付随車に改造された車両には、正式な改番までの間もとの番号の頭に「0」をつけた番号が付与されたものもある。
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