1931年の事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/16 23:39 UTC 版)
1931年9月2日の夜、3つの出来事が同時に起こる。ライオネルは橋に立ち、地平線から上り始めたフォーマルハウトを見つめながら呪文を唱える。そこへたまたま射撃訓練帰りの若者3人が橋を渡ろうと通りかかる。チェスタートンは離れた場所から阻止の呪文を唱える。3要素が合わさった状況で、橋の封印が解かれ、異形の怪物2匹が現れる。召喚に成功したライオネルは力に溺れ、怪物に若者達を殺すよう命じるが、若者達は持っていたライフルで怪物を攻撃する。怪物はチェスタートンの呪文によって弱体化していたため、銃弾を浴びて倒れる。ライオネルは逆上して若者に飛び掛かろうとするも、彼もまた銃撃を浴び、腐肉と骸骨に変わり崩壊する。さらにチェスタートンの呪文の効果により、橋の封印が再び発動するが、怪物を取り逃がす。 騒ぎを聞きつけた群衆が橋へと押しかけ、チェスタートンも現場に到着する。若者達がチェスタートンに事情を説明する中、倒したと思っていた怪物が起き上がり、若者1人が巻き込まれて死ぬ。チェスタートンは別の若者のライフルを借りて怪物の急所を狙い撃ち射殺する。もう1匹の怪物は屋根の上で姿を隠し、目撃した住人達はパニックに陥り闇雲に散る。若者2人は、殺された友人の仇を取りたいと、チェスタートンに協力を申し出る。 翌朝、チェスタートンと2人の若者はもう1匹の怪物をしとめ、怪物の死体をコンクリートで固め、表面に封印の模様を施す。その後、フィップス家は解体されるが、クロットンの住人は今でも川の近くに住もうとしない。
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