1923年の橋
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 09:59 UTC 版)
橋は荒川改修付帯事業として1923年(大正12年)4月21日に木製およびRC(鉄筋コンクリート)製の橋脚を持つ木桁橋として開通した。橋長434.5メートル、幅員5.4メートル。架橋場所は蛇行する隅田川の流路形状から俗に「天狗の鼻」と呼ばれていた場所の丁度先端に位置していた。直後の9月1日の関東大震災で損傷したために、1925年(大正14年)5月に同じ形式の橋に架け替えられている。橋長441.5メートル、幅員7.2メートル。橋面は床版上にコンクリートが敷かれていた。この橋は1959年(昭和34年)7月10日、橋の中央部の橋桁3本を焼く火災を起こしていた。木造橋なので老朽化が早く、昭和20年度から昭和34年度にかけて4646万4千円を掛けて橋の橋脚根固や桁・床版の一部交換をする修繕が実施され、その後も翌年度に工事費600万円を掛けて桁の取換工事が実施された。1959年(昭和34年)9月9日の交通状況の調査によると、橋の利用は橋長の関係で自転車の利用が最も多く、その台数は6002台を数え、他は徒歩が405人、荷車牛馬車が70台、原付・自動二輪車が2825台、乗用車が1081台、乗合自動車498台、貨物自動車が5471台、特殊自動車が134台であった。
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