1903年の武装転換
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/03 09:49 UTC 版)
「スヴェア級海防戦艦」の記事における「1903年の武装転換」の解説
「スヴェア」と「トゥーレ」は1903年から1904年にかけて近代化改装を受け、主砲はボフォース社の新設計の「1898年型 21cm(44口径)カノン砲」を採用している。その性能は重量45.8kgの砲弾を最大仰角12度で10,925mまで届かせることが出来た。これを単装砲塔に収め、砲塔の装甲は前部:190mm・側面・バーベット部:140mm厚で1基を搭載した。砲塔の俯仰能力は仰角12度・俯角5度である。さらに旋回角度は左右120度の旋回角度を持っていた。砲塔の旋回、砲身の上下・砲弾の装填の動力は電動で補助に人力を必要とした。発射速度は毎分1発である。 副砲はボフォース社の新設計の「1898年型 15.2cm(44口径)速射砲」を採用された。その性能は重量45.4kgの砲弾を最大仰角15度で9000mまで届かせることが出来た。これを単装式の装甲厚115mm防御の砲塔に収めて7基を搭載、砲架の俯仰能力は仰角17度・俯角7度である。さらに旋回角度は240度の旋回角度を持っていた。砲塔の旋回、砲身の上下・砲弾の装填の動力は電動で補助に人力を必要とした。発射速度は毎分6~7発である。 その他に対水雷艇様に「ボフォース 5.7cm(55口径)速射砲」を採用しており、この砲は同時期に建造された装甲巡洋艦「フィルギア」の備砲にも採用された。その性能は重量2.72kgの砲弾を最大仰角20度で5,000mまで届かせることが出来た。これを単装砲架で8基を搭載した。砲架の俯仰能力は仰角20度・俯角20度である。旋回角度は360度の旋回角度を持っていたが実際は上部構造物により制限を受けた。砲架の旋回、砲身の上下・砲弾の装填の動力は人力を必要とした。発射速度は毎分20発である。他に2.5cm(35口径)単装機2基と8mm単装機銃2丁を艦上構造物に装備した。対艦攻撃用に45.7cm単装魚雷発射管を艦首に搭載した。
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