1878年の駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/25 14:44 UTC 版)
「シャン・ド・マルス=トゥール・エッフェル駅」の記事における「1878年の駅」の解説
1878年の万博のため駅は再開業した。この時の駅は旅客用の頭端式ホーム2面4線と留置線数線からなっており、ホームの頭端側にジュスト・リシュの設計による駅舎が建てられた。駅舎の正面は赤煉瓦とガラス張であり、屋根は金属製だった。また中央の建物の他両側に「パゴタ」と呼ばれるコンコース用の建物があり、その屋根はプラットホーム上まで続いていた。また駅舎のシュフラン大通りに面する側には食堂が設けられていた。 1878年の駅舎 移築された駅舎 駅は万博終了後も営業を続け、1889年の万博でも観客の輸送に用いられた。この時にクールブヴォアからセーヌ川左岸沿いにイシー=レ=ムリノーを経由してシャン・ド・マルスに至る路線(現在のトラムT2線)が開業した。 1894年には踏切の解消のため線路は休止され、駅も一旦閉鎖された。駅舎は1897年にパリ北西郊外のボア=コロンブ(Bois-Colombes)に移築された。
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