アルベニス:12の性格的な小品集
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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アルベニス:12の性格的な小品集 | 12 Piezas caracteristicas Op.92 | 作曲年: 1888-89年 出版年: 1889年 初版出版地/出版社: Romero |
楽章・曲名 | 演奏時間 | 譜例![]() |
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1 | ガヴォット Gavota | 2分30秒 | No Image |
2 | シルビアへのメヌエット Menuetto a silvia | 3分00秒 | No Image |
3 | 舟歌(紺碧の空) Barcarola(Cier sans nuages) | 4分00秒 | No Image |
4 | 祈り Plegaria | 6分00秒 | No Image |
5 | コンチータ(ポルタ) Conchita(Polka) | 3分30秒 | No Image |
6 | ピラール(ワルツ) Pilar(Waltz) | 5分30秒 | No Image |
7 | サンブラ Zambra | 4分00秒 | No Image |
8 | パヴァーヌ Pavana | 5分00秒 | No Image |
9 | ポロネーズ Poloneza | 4分30秒 | No Image |
10 | マズルカ Mazurka | 5分30秒 | No Image |
11 | スタッカート(カプリッチョ) Staccato(Capricho) | 2分30秒 | No Image |
12 | 朱色の塔(セレナータ) Torre bermeja(serenata) | 4分00秒 | No Image |
作品解説
1888年~89年頃に作曲された、アルベニス中期の作品。
全12曲から成るが、第12曲〈朱色の塔〉を除いては、あまり知られていない。汎ヨーロッパ的なサロン向き小品が多く、曲集全体としてはあまり秀でているとはいえない。多くの曲は、アルベニスの生徒の子供たちに献呈されており、演奏の難易度は高くない。初演は1889年、アルベニス自身によって行われた。
1.ガヴォット / Gavota
2.シルビアへのメヌエット / Menuetto a silvia
3.舟歌(紺碧の空) / Barcarola(Cier sans nuages)
4.祈り / Plegaria
5.コンチータ(ポルタ) / Conchita(Polka)
6.ピラール(ワルツ) / Pilar(Waltz)
7.サンブラ / Zambra
8.パヴァーヌ / Pavana
9.ポロネーズ / Poloneza
10.マズルカ / Mazurka
11.スタッカート(カプリッチョ) / Staccato(Capricho)
12.朱色の塔(セレナータ) / Torre bermeja(serenata)
この12曲の中で最も親しまれており、ギターの編曲版も有名。南スペイン、グラナダへの郷愁の念がこめられており、アルベニスの本領が発揮された、スペイン色豊かな作品である。タイトルは、アルハンブラ宮殿にある、朱泥塗りの塔をさす。
ホ長調→ホ短調、八分の三拍子、三部形式による。ギターの弾奏にのせて、ソプラノがたっぷりとのびやかに歌われる。効果的にルバートをきかせながら、曲の趣を味わいたい。
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