1次車への種別・行先表示器の設置
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 04:24 UTC 版)
「京成3300形電車」の記事における「1次車への種別・行先表示器の設置」の解説
1次車は種別・行先表示器なしの冷房車として使用されていたが、夜間や地下区間で種別・行先が見づらいなどの問題があった。このため、同グループ終了直後の1987年7月から冷房化単独工事を開始した3100形は種別・行先表示器を搭載した。 1987年夏時点では、進行中だった3200形の更新終了後はAE形の更新が完了次第、1次車の更新を開始する予定だった。AE形の更新には5年前後の期間がかかると見込まれたことから、先行して3300形に種別・行先表示器を搭載することを決定し、同年10月の3301 - 3308を皮切りに実施された。内容は以下のとおり。 3150形・3200形更新車および3100形冷房化工事車と同様に前面上部中央に40コマタイプの行先表示器を、側面に種別・行先表示器をそれぞれ搭載した。 前面貫通扉を種別表示器付きのステンレス製扉に交換した。3100形と同様に貫通扉で運転席側のみを仕切る方式のため、幕部が凹凸のあるタイプになった。 冷房化を伴わない外観上の改造は1982年末まで行っていた3100形の更新以来5年ぶりで、同年11月に3309 - 3312に、翌1988年7月に3313 - 3316に施行して完了した。 1次車は冷房化から更新(後述)までの時期が短く、その間に種別・行先表示器工事が入ったため、1980年代後半は短期間で外観変化を繰り返していた。さらに、更新後4 - 5年で塗装変更(後述)を行ったため、1985年から1995年の11年間で4回も外観を変える結果となった。
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