1次車と2次車について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/02 01:53 UTC 版)
「タイ国鉄ADR型気動車」の記事における「1次車と2次車について」の解説
本形式には1995年に導入された1次車(2513 - 2524、2121 - 2128)と、1996年に導入された2次車(2525 - 2544)が存在する。1次車は2次車に比べて車幅がやや狭く、2次車が全体的に丸みを帯びた断面であるのに対して1次車は細長い面持ちをしている。車幅が異なること、車両定員が異なることを除いて基本的に1次車と2次車の仕様は同じであるが、2次車は制御車のみの製造であり、中間車は製造されなかった。なお1次車と2次車を別の形式(APD-20型とAPD-60型など)として見ることもあり、この場合は本形式全般のことをAPD系などと呼ぶ。 当初1次車は急行用、2次車は特急用とされ、最高速度も2次車がASR型と同じ120 km/hであったのに対し、1次車は100 km/hに抑えられていた。しかし先に特急運用に就いていたASR型が予想よりも早く不具合を来して車両不足を起こしたため、1次車も最高速度が120 km/hに引き上げられ、2次車と共通で特急運用に充当されることとなった。ADR型1次車の特急運用への格上げによって車両が不足した急行列車では、二等冷房中間車のATR型を本来近郊列車用として製造されたTHN型やNKF型が挟んだ列車が運用されている。
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