吟吹雪【ギンフブキ】(食用作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第7081号 |
登録年月日 | 1999年 3月 17日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | 吟吹雪 よみ:ギンフブキ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 滋賀県 | |
品種登録者の住所 | 滋賀県大津市京町四丁目1番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 西忠泰、大西功男、小原安雄、寺本薫、谷口真一、植田儀一郎、吉澤清、野田秀樹 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「山田錦」に「玉栄」を交配して育成された固定品種であり,育成地(滋賀県蒲生郡安土町)における成熟期は中生の中,玄米及び心白が大きく,多収の水稲,粳種である。草型は偏穂重型,稈長はやや長,稈の細太はやや太,剛柔はやや剛,止葉の直立の程度は立,葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長は中,穂数はやや少,粒着密度及び穂軸の抽出度はは中である。穎色は黄白,ふ先色は黄白-黄,芒の有無と多少は無である。玄米の形は中,大小及び精玄米千粒重は大,見かけの品質は上の中,光沢はやや良,心白の多少は多,大小は大である。出穂期及び成熟期は中生の中,耐倒伏性は中,収量は多である。穂いもちほ場抵抗性はやや強,葉いもちほ場抵抗性は中である。「玉栄」と比較して,止葉が立つこと,穂数が少ないこと,心白が大きいこと,出穂期及び成熟期が晩いこと等で,「山田錦」と比較して,稈長が短いこと,玄米の形が円いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和59年に滋賀県農業試験場(蒲生郡安土町)において,「山田錦」に「玉栄」を交配し,62年に雑種第4代で個体選抜,以後,系統育種法により育成された固定品種であり,平成元年に特性検定試験,2年から奨励品種決定試験を行い,6年にその特性を確認して育成を完了したものである。7年は雑種第12代である。なお,出願時の名称は「滋系酒56号」であった。 |
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