VVVF
読み方:ブイブイブイエフ
別名:可変電圧可変周波数
VVVFとは、交流で動作する電動機などで用いられる、電圧と周波数を自由に可変制御できる電源のことである。
VVVFを実現する電力変換装置(インバータ)は「VVVFインバータ」と呼ばれており、特に電車の電力制御方式などとしてよく用いられている。VVVFはモータ類の回転などに合わせて電圧や周波数を制御し最適な状態に調整することができる。従来であれば、抵抗器を用いて電力量の調節を行っていたため、抵抗器の発熱によって電気エネルギーを浪費してしまっていたが、VVVFインバータの登場によってエネルギーを節約することが可能となった。
なお、VVVF(Variable Voltage Variable Frequency)とは反対に、電圧も周波数も一定を保つことのできる装置が一般的にCVCF(Constant Voltage Constant Frequency)と呼ばれており、無停電電源装置などとして利用されている。ただしVVVFはもっぱらモーター用インバータについて使用される名称であって、厳密な対義語関係にあるわけではない。
可変電圧可変周波数制御
(VVVF から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/20 18:25 UTC 版)
可変電圧可変周波数制御(かへんでんあつかへんしゅうはすうせいぎょ)英語Variable voltage variable frequency control(英語略称VVVF)とは、インバータ装置などの交流電力を出力する電力変換装置において、その出力の実効電圧と周波数を任意に制御する手法である。誘導電動機・同期電動機の回転数は基本的に周波数と極数で決まるため、広範囲に回転数を変化させるには周波数を可変にするしかなく、パワーエレクトロニクスの進歩により一般化した。
- 1 可変電圧可変周波数制御とは
- 2 可変電圧可変周波数制御の概要
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