TEN
【概要】 中毒性皮膚壊死融解症候群。重症薬疹には、スチーブンス・ジョンソン(Stevens-Johnson)症候群(SJS)と本症が含まれる。SJSは皮膚と同時に粘膜、眼球結膜も侵されて失明の危険がある。TENでは表皮や粘膜が死んで広範囲に剥がれ、消化器症状や呼吸不全を起こすこともあり死亡率は10~70%である。てしまう。両者は重なりもある。
《参照》 スチーブンス・ジョンソン症候群、 ST合剤

中毒性皮膚壊死症
【概要】 別名LYLL症候群。薬剤に対する中毒反応で重篤な副作用の一つ。最初は皮膚が赤くなり(紅斑)、表皮の壊死が起こり、水泡形成、全身皮膚の剥離という'やけど'のような症状。高熱、嘔吐、下痢を伴う。ST合剤やペニシリン、ネビラピン、アバカビルで起こすことがあり、死亡例も報告されている。
【対策】 使用量に依存しないアレルギー機序と考えられ、原因薬剤を中止するほかに方法がない。一般に薬を開始して2週間前後で発生することが多い。TENを起こしやすい薬を処方する場合は、患者に症状を教えておき、すぐに連絡を取れるようにしておくことが大切。

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