鼻毛のエピソード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/09 15:09 UTC 版)
加賀藩三代目当主の前田利常は、自分に謀反の疑いがかけられた時、加賀百万石を江戸幕府によるお取り潰しから護るために、わざと鼻毛を伸ばしてバカ殿を装った。 国際標準化機構 (ISO) によって、痛みの統一単位「ハナゲ (hanage) 」が制定され、「長さ1センチメートルの鼻毛を鉛直方向に1ニュートンの力で引っ張り (=cm·N)、抜いたときに感じる痛み」が「1ハナゲ」と定義された……というチェーンメールがある。これはジョークサイトであるやゆよ記念財団において1995年に発表されたもので、一時期都市伝説めいたチェーンメールとしてネット上に広まっ 詳細は「痛みの基準はハナゲ」を参照 夏目漱石は、鼻毛を抜いて原稿用紙に植え込む癖があった。この鼻毛の生えた書き損じの原稿は、漱石の弟子の一人である内田百閒が保管していたが、第二次世界大戦中に空襲で焼失してしまったため現存しないという(第三随筆集『無絃琴』所収「漱石遺毛」)。 『文藝』の編集長だった坂本一亀は膨大な量の生原稿(持込原稿を含む)を読破する超人的な仕事ぶりで知られた。ある作家は、坂本が本当にそれらを読破しているか否か疑ったが、あるとき原稿を調べてみると、ところどころに坂本が読みながら抜いたと思われる鼻毛が挟まっているのを発見し、降参したという。
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