黒羊公国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/03 17:02 UTC 版)
ストゥルザ 黒羊国公。先代国公アールモシュの甥。29歳。アンジェリナを妻に迎える為の布石として、金鴉国公と共にカルマーンを皇位に推す。偉大な先代の事を相当強く意識しており、心は荒み国政を省みず伯父の後妻とも姦通していたが、その尽くを盲目の伯父に見抜かれていた。アンジェリナに恋焦がれる余り、リドワーン父子共々殺害に及ぶが返り討ちにあって死亡する。芸術家を自認するも才能には恵まれず、嫉妬に狂って地下迷宮で殺人を重ねていた。 アールモシュ 先代の黒羊国公。ストゥルザの伯父。64歳。過去戦場にてリドワーン少年に命を救われて以来、リドワーンの精神的後ろ盾となる。盲目の身となってからは国公位を譲った甥に、帝都の公邸に軟禁されていた。ストゥルザ亡き後の黒羊公国をリドワーンに託す事に不足を感じていない。老公とも敬称される程にその名望は高く、不遜なヴェンツェルからも敬意を払われている人物。黒羊公国における影響力は今だ健在。 イェレナ アールモシュの若き後妻。義理の甥であるストゥルザとの不義密通を夫に看破されて以来、国元に遠ざけられている。 ギカ 黒羊公国の騎士。勇気も才覚もあるが、譜代意識が強く、外様のリドワーンを快く思えないでいる。戦場の混乱に乗じてリドワーンの暗殺を試みるが、獣にのど笛を噛み砕かれて落命する。 ヴェーラ 黒羊公国の騎士。リドワーンに好意的で、彼に不平を抱くギカを窘める。
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