黄色魔境(手塚治虫)
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『週刊少年キング』第7巻第36号(1969年8月31日号)掲載。オリジナル作品。 北アフリカ・リビアのワダン・ワダンの地には、2000年前、周囲のエジプト文明、ローマ帝国、中央アフリカいずれの文明とも断絶した、独自の文化が栄えていた。 1943年1月、トリポリは連合軍によって占領された。その混乱のさなか、アメリカ軍のアダムソン軍曹(演:佐々木小次郎)と部下のジム、そしてドイツ軍捕虜のエルマン少尉は、謎の日本人少年に拉致される。少年は三人をワダン・ワダン遺跡へと連行し、遺跡の土を掘らせる。ところがそこへ、人間に似た奇怪な生物が出現、ジムと日本人少年はそれに襲われ死亡する。少年はかつてワダン・ワダン遺跡を調査した井関博士の息子であった。探検隊は財宝を発見したが、博士は宝に目のくらんだアメリカ人技師によって殺害され、財宝も進駐してきたドイツのゲーリング元帥によって没収されたため、彼はドイツ人とアメリカ人の双方を恨んでいたのだ。 協力して危地を逃れたエルマンとアダムソンだったが、脱出後、互いがドイツ軍とアメリカ軍であることを思い出し、対決を始める。
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