黄光芹インタビュー事件・印税収入事件
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「韓国瑜」の記事における「黄光芹インタビュー事件・印税収入事件」の解説
2019年2月25日、口述自伝『跟著月亮走』の共同著者・黄光芹(中国語版)が自身のFacebook上で「市長就任から2ヶ月足らずでは総統選に出る正当性は無い」とつづったところ、韓国瑜の支持者たちから漫罵を受けた。 3月11日、韓国瑜はラジオ番組で黄光芹のインタビューを受け、「2020年の総統選のことは考えていない」、「(市長として)当然4年の任期を全うする」と言明した。ところが、放送終了後に再び「市長を4年やり通すのか?」と問われると、驚いた様子で「誰が言ったんだ?」と聞き返し、「現時点で2020年のことは考えていない」と述べた。これについて黄光芹は再びFacebook上で「気持ちが揺れているから曖昧な返事になるのだろう」と指摘した。13日、黄光芹は韓国瑜の支持者たちから再び漫罵を受け、子供に危害を与えると脅迫する者まで現れたため、警察に通報した。さらに4月2日には名誉毀損で約20人を告訴すると発表した。 4月24日、黄光芹は自身のFacebook上で、『跟著月亮走』に共同著者として携わったことについて韓国瑜の支持者たちから事あるごとに「韓国瑜の名前を使って金を騙し取っている」、「黄光芹から金を吐き出させろ」といった旨の誹りを受けてきたが、韓国瑜とその家族がこれまで一度も自分のために弁駁してくれなかったため、「真相」を明かすと述べた。その内容は、同書が出版されて間もなく韓国瑜の妻・李佳芬が出版元の時報出版に「版権は誰に属するのか?」と問い合わせ、150万ニュー台湾ドルの印税収入を受け取ったほか、海外版権を時報出版から剥奪したというもので、黃光芹はさらに「オリジナルの原稿データはすでに私の許可なく持ち去られており、今後権利侵害が発生した場合、韓国瑜に対して法的手段を取る準備ができている」と説明した。25日、李佳芬はこれに対し、「実際に受け取ったのは97万で、そこから黄光芹の20万を差し引いた約70万を受け取った」と反論し、「版権が黄光芹と出版社にあるのは知らなかった。もし知っていたらインタビューは受けなかった」と釈明した。 5月15日、時報出版は同社の公式サイト上で「作者の要求に応じ、双方の同意を得て6月1日に出版契約を解除する」と発表した。
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